イワカンノカンサツ-クスッと系ショートエッセイ集-

某コーヒー店にて
ブラックコーヒーを嗜んでいると

少し離れた席で男性2人が
一台のノートパソコンの画面を見ながら
真剣に会話している

特段気になることもないし
なんてことのない光景だが

私の脳内ではすでに
彼らの関係が勝手に構築されている

「ここで会ったが百年目!
くらぇぇぇい!!」

ボールペンを手渡す

「ふはは、効かぬわぁ」

ボールペンを受け取る

「ならばこれならどうだ!」

資料を手渡す

「ふははは、バカの一つ覚えよ」

資料を受け取る

「かくなるうえは…」

ノートパソコンを掴む

「なにぃぃ!?ぐわぁぁぁ」

ノートパソコンの画面を見せられる

…

みたいなことを
脳内でやっている

コーヒーオジサンこと雨寺である

友人と誰かのやりとりを
遠くからアテレコをして

友人同士で盛り上がっていた

私自身結構好きな遊びだったので
そばに友人が居ても居なくても
1人でアテレコしてニヤニヤする

このニヤニヤだけは
他人から見ると怪しい

だが、抑えきれない厄介さゆえに
私の中では「アテレコ病」と呼んでいる

少人数、集団
老若男女問わず

そこに関係性が存在すれば
人でなくとも良い

そこに当て込む話は

恋人同士の別れ話
漫才、コント
アニメシーン

など何でもいい

当て込んだ話と見た目のギャップが
大きければ大きいほど面白い

ぜひ試してみていただきたい

世界がまた一つ面白く見える
…かもしれない