わがままな私が、南北戦争で侍女になった理由

第1章 聖ミシェル女学院での私の暮らし
 ごきげんよう!私の名前は小川恵子と申します。聖ミシェル女学院中学校・高等学校の高校の方に通っています。私の学校は山手にあるカトリック系の中高一貫校の高校の方に通っていて2年生です。巷では「お嬢様学校」って言われているけど私にはそんな自覚はないけどね?この学校はおばあちゃまこと父方の祖母が通っていた所なの。ママからおばあちゃまがここに行っていたことを話してくれて、調べたら「すごく素敵な所だったから行きたい!」って中学受験したのだけど…

 入試の2週間前にインフルエンザにかかっちゃったの〜で復活した〜と思ったら病み上がりで思った様に結果が出せなくて落ちたのよ〜で悔しすぎて中学で勉強頑張って、英語が苦手っていうか嫌いだったけど英検3級受けて受かったから願書出したら受かったの!学校からの推薦で受験をして受かったの。

部活は聖歌隊に入っていて、ミサ(礼拝)で歌っています。趣味は読書でファンタジーはもちろん児童文学は今でも好きよ。歴史やクラシック音楽についての本やライトノベルも読みます。愛読書はフランシス・ホジスンバーネットの『小公女』とルーシーモード・モンゴメリの『赤毛のアン』シリーズ、ファンタジーだったらC.Sルイスの『ナルニア国物語』やJ.Kローリングの『ハリーポッター』です。ピアノと個別指導の塾に通ったり習ったりしています。
あだ名はメグよ!みんなからメグって呼ばれてる。
恵子の恵は恵みとも読むからメグになるの。とかいいつつメグはマーガレットのあだ名で私はどっちかというとベスやエイミー・ジョーに近いかな。性格はジョーみたいに本好きかつ小説も書いているから、ジョーみたいに癇癪玉を破裂させやすいの。ベスみたいに音楽が好きでピアノを弾くからね。エイミーみたいに絵の才能があるか?といったら皆無に等しい、でもわがままな所は似ちゃってるかな。
このメンバーに聞き覚えある人は若草物語を読んだことありますよね?
 温かい日光と爽やかな風が心地よい5月13日の金曜日だった。
 私は登校中におはよう〜恵子!と声をかけられた。それに対して私はあっ!茉莉〜おはよう〜!この子は私の同じクラスの友達の村岡茉莉で、茉莉とは小学校と中学校が一緒なんだ!茉莉は黒髪ストレートでいつも下ろしてる。
それに対して私は肩にかかる長さのくせっ毛の黒髪で家では下ろしてるんだけど学校や塾に行く時、後は家で勉強する時なんかはひとつ結びにしてるの。
私と茉莉は一緒に昇降口で靴を脱いで一緒に2組の教室に向かった。私と茉莉は同じクラスなのだ。私と茉莉が2組の教室に入っていくと、おはよう〜メグ!おはよう〜茉莉!と同じクラスの、髪をショートカットにした、伊藤聖良が話しかけてきた。聖良はこの高校に入ってからできた友達できっかけは聖良と聖良のお母さんが体育着の採寸会で私と母を見かけて、入学式に行くのに母と学校に向かってる時に聖良のお母さんが「あのもしかして体育着の採寸会にいませんでしたか?」と話しかけてきたのがそもそもの始まりで、それが私達の出会いだった。今では私と聖良はもちろんお母さん同士も今では仲良しだ。
確か今日は礼拝の日じゃん!聖堂に行かないと!と私は2人に言った。それで私達は聖書と聖歌集とロザリオを持って聖堂に向かった。聖堂は広々としていて木が全体的に使われており席は映画館の椅子の様に座り心地が良い。そして席の並んでる通路の間にはふかふかとした踏み心地の赤い色の絨毯が敷かれている。パイプオルガンは入り口からみて正面の左側にあり、真ん中には一段まるでステージの様に高くなっておりその壁には十字架がありイエスキリストが磔になっている。その右側の隅にはアップライトピアノが置いてある。このピアノは聖歌隊が聖堂で練習する時に使われる。この学校はカトリックだから。
今月は5月なので聖母の月です。聖歌集の322番を見ましょう。と神父さんが言いパイプオルガンが伴奏を奏で出した。
天の妃(きさき)天の門〜海の星とか輝きます〜アヴェ〜アヴェ〜アヴェマリーア、アヴェ〜アヴェ〜アヴェ〜マリーア〜(中略)アーメン。
聖歌が終わった後神父さんが聖書の句の朗読とそれに基づく話をし出した。
今日は少し長くなりますが「罪の赦しとナルニア国物語そして風と共に去りぬ」について話をしましょう。
ルカによる福音書の「放蕩息子のたとえ」のページを開いて下さい。「息子は父親に言いました。「父よわたしは天に背き、あなたにも罪を犯してもはやあなたの息子と呼ばれるにあたいしません!どうか日雇い人にでもしておそばにいさせて下さい!」すると父は「服を着替えさせ、指には指輪をはめそして靴を履かせてやりなさい、そして仔牛を屠りお祝いの支度をしなさい」「なぜならこの子は一度死んで蘇り、いなくなったのに見つかって迷子になって再び見出されたのだよ。」そして父と子はお祝いを始めた。
ここまでです。
「みなさんはナルニア国物語と風と共に去りぬを読んだ事はありますか?どちらとも映画になっているので、もしかしたら本の方は読んでないけれど映画の方なら見た事がある!という生徒も多い事でしょう。ナルニア国物語はライオンと魔女と朝びらき丸東の海へそして風と共に去りぬは1939年の映画の場面をとりあげたいと思います。
 「ライオンと魔女でペベンシー家の次男のエドマンドが兄弟、特に兄のピーターに反感を持っていて偉くなってみんなを見返したいそして好きなお菓子であるターキッシュデライト(呪いがかけられてる)を白い魔女から与えられて食べてしまった事によって自分の兄弟や「ナルニア国における創造主であり救世主でありそして守護神である偉大なるライオン、アスラン」を裏切ってしまいます。けれどもアスランは「自分の身代わりになって死んで復活」しました。
(内容はC.S.ルイス著、瀬田貞二訳2000『ライオンと魔女』岩波書店〈岩波少年文庫〉(新版第1刷)から。)

その後の風と共に去りぬの説教はボーッとしてて聞き流していた。この後、重大だって言うのに…私のバカ

世界史の授業では
「南北戦争のきっかけになった本の作家は?」
私も手を挙げていたのに、先生は私より成績の悪い子を当てた。
「……ハリエット・ビーチャー・ストウです」
「正解です。」
……はぁ?
私だって知ってたし、『アンクル・トムの小屋』読んだことあるんだけど。
なんで私じゃないのよ。
ああいう子を当てて”できたね”って褒めたいんだろうな。教師の自己満足かよ?
正直、ちょっとムカついた。
掃除の時も、私は、聖良と茉莉と掃除当番だったけど私がサボろうとしたら

私、聖歌隊あるから二人で掃除しておいてー
先に練習してるー

って言ったら茉莉のやつ

恵子、今日の掃除当番はうちらなんだよ?
掃除後に一緒に行こうよ?

って言ったけど

私は、ソプラノのソロを任されてるから練習しなきゃなの! 

恵子、掃除してから3人で行こう?って聖良に言われてしまい「3人で掃除してから練習行く羽目になったの」(泣)

トイレへ行こうとして教室の前を通った時だった。
「ねぇ、小川恵子ってさ。」
「努力家なのは認めるけど、ちょっと性格悪すぎない?」
「うん。『小公女』のラビニアみたい。」
「先生には愛想いいから気に入られてるけどね。」
思わず立ち止まった。
……ふん。
勝手に言ってなさいよ?
他人なんてマジでどうでもいいもん。
聖歌隊にて
文化祭で歌う曲決めをします。と顧問
私は「天使にラブソングを」の曲はどうでしょうか?って言ったのに
他のみんなはディズニーメドレーが良いって言う
(去年も歌ったのにさ)
先生が「天使にラブソングを」の曲も良いですね
って賛同してくれた。
なぜか他の人は「また恵子が有利に進めたよ…『天使にラブソングを』の曲は楽しくて良いし新規開拓も悪くないかもね」って渋々という感じで了承してたのが(なんか引っかかったけど。)
結局、『天使にラブソングを』の映画ソングメドレーとディズニーの映画ソングメドレーの折衷案に決まった。

 昇降口に行くと聖良が待っていた。私と茉莉も合流し話しながら学校を出て、山手の丘を降りて行った。うちの学校の最寄駅はJRの石川町駅とみなとみらい線の元町・中華街駅だ。みなとみらい線を使う人が多い、寄り道は本当は高校生もダメなんだけれどみんなしている気がする。中学生は寄り道せずにまっすぐ帰るように言われる。外国人墓地を降りて行けば元町のショッピングストリートに出てくる事ができる。
あの時何事もなかったら茉莉と聖良の3人で横浜駅で寄り道していた筈だったのに…

私達3人共横浜駅までは一緒だ。3人で元町・中華街駅に向かってる時に事件は起きた。元町・中華街駅に向かって青信号の横断歩道を歩いていたら突然スピードをあげた乗用車が私に向かって突っ込んで来たのだ。私の身体は宙に浮き地面に叩きつけられた。リュックとサブバックのおかげで頭は打たなかったようだが全身が痛い。2人は大丈夫だったが周りは大騒ぎだった。異変に気づいたのか乗用車の運転手も出て来た。「学校に、先生に連絡して!」「救急車を呼べ!」この騒ぎと叫び声の中で私は意識を手放した。