ありふれた毎日に光の花束を

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 「めいあ、めいあっ!!」

朝からドダドダと走って来て、私の席に一直線で来るなり、紬は興奮した状態で話す。

「聞いて驚かないでね……? 今日、うちのクラスにー、......転校生がやってきます!!」

きゃぁー、と騒ぐ彼女。

「あれ、喜ばないの!?」

「いや……びっくりはしたけど」

 目の前でそんなに騒がれるとな……と心の中で苦笑してしまう。


「それで、なんでそんなに喜んでるの?」

「いやだって!!男の子かもしれないんだよっ?! いやぁ~とうとう来たね。私にも、アオハルが」


 まだ男の子だと確定したわけじゃないのに、この喜びようだ。

紬を見ていると、まるで花鈴を見ているようだ。

 前にそのことを彼女に話すと

「おこちゃまってこと〜??」

と言われてしまった。


「そだね〜。転校生、かぁ〜」

「あーたのしみ! あ、楽しみといえば!
今日やるEvery Musicにメルキャン出るんだよぉ〜」


「……あ、だから朝情報番組に──」

「そーなの!! めいあもみたの?!
私も見てから学校来たから、遅くなっちゃった〜」

 えへへ〜、と彼女は笑う。

見なくても遅刻ギリギリだったでしょうに、

と心の中で思いながらも笑い返す。


紬は、いいな。自分に正直で。私も、紬みたいに──。