あの子みたいには、なれなくて。だから私は私を生きる。

信じられない。

本気で、そう思った。


いつも、私と同じ立場だって思ってたのに。

それを裏切るつもりなの?


体の底からふつふつと言いようのない感情が込み上げてきた。

ううん、言いようのない、じゃない。




これは喜怒哀楽の中の、「怒」だ。


私は気付いてしまった。


この心の中で、最悪な感情の歯車が動き出しているということを──。