どっかの誰かの物語

ーーー全てが終わればいいと思った。自分もこの世界も…










憂鬱で心に雨雲。心が深く沈む感覚私を包む。全ての物事に関心がない。













朝起きる。

今日はお母さんが起こしてくれない。家にいないからだ。

制服に着替えて、家を出る。

いつもの場所で由佳を待つ。

来たら2人で他愛ない話をして、学校にいく。そして、由佳が先に行く。私はまた何かを考えながら教室に行く。着いたら衣香が来る。
2人でお喋りをするなんでない日がどんどん続く。

由佳は相変わらずいじめられている。こんな色がない毎日に色をつけてくれる人を探している。

私はこの暇な日を過ごしながらまたいつあの不思議ちゃんに会えるのか考えている。

不思議ちゃんに会えることを少し私はワクワクしている。


暇な日が続いたある日ーーー

私はいつものようにあの砂浜に行っていた。

そうしたら

「やっほぉ〜蓮花。どう?最近は?」と言いながら不思議ちゃんが現れた。

「あっ、不思議ちゃんだ。」

「やっほー蓮花!」

「久しぶり。不思議ちゃん」と答える。

そこから、私の最近の事や調子などをはなす。

「ずっと暇なんだよな。毎日毎日同じことの繰り返しで…」

「そうなんだ、よし!じゃあ私が課題を出してあげる。」

「課題?」と聞き返す。

「そう!課題。」

「課題か…」

「課題は学校で蓮花の親友ちゃんに話しかけることね!」

「話しかけることね」と今まで喋らなかったのに今更…

そんな考えを読っとったのか不思議ちゃんが

「大丈夫、大丈夫。私を信じてやってみて!」と力強く言う。

そう不思議ちゃんに押され、私はおもわず、頷いてしまう。




次の日は私はいつも通り教室に入り授業の準備をする。

衣香とお喋りして、準備をする。

太陽が白くなった頃、私は屋上に衣香と一緒に行った。

「今日一緒に駅前で新しく開店した、有名なケーキ屋さんに行かない?」

「うーん今日はちょっと無理かな?ごめん!」と答える。本当は行きたいがあの砂浜に行きたいので断る。

ご飯を食べ終わるって衣香と教室に戻るために廊下を歩いていると廊下の窓から見えたのは

ーーー由佳

由佳と同じクラスの一軍女子が由佳を囲んでいる。由佳の表情は見えないが見下したように笑っている一軍女子の顔が見える。

私が窓の下を見ていることに気づいた衣香が隣に来て下を見た途端。

「えっ…あれって五十嵐さんじゃない…?」と驚いたような声で小さく言った。

「うん。そうだね」と自分でも驚くような冷酷な声で答える。

そして、続ける。

「ごめん!先行ってて」と言い走る。

衣香が「あっ蓮花」と言うのが少し聞こえた。

すぐに校舎裏が見えた。

「あんたたち何やってんの?」と私は怒りに震えながら言う。

さっきの冷酷な声には驚いたがそれは怒っていたと言うことなのかと私は理解した。

一軍女子、櫻田咲(さくらださき)とその取り巻き達が一斉に振り向く。

「えっ蓮花っ」と由佳が驚いたように小さく喋った。

「何?」と櫻田が言う。

「いじめはダメな事ってわかってんの?」と私が自分でも驚くような冷たい声で言った。

「あんた何様つもり?」と櫻田が。

「あなた達は私の親友をいじめた。」

「それが何?」

「あなた達は私が1人で来たと思ってる、だけど先生はもうくるから」

その言葉を聞いた途端。櫻田達は焦ったような顔になった。

「まぁいいわ覚えときなさい」と言って櫻田達は走って行った。

「大丈夫?由佳」と櫻田達がいなくなるのを確認してから言った。

「先生は?」

「大丈夫、大事にしたくないから先生を呼んでいないから」

「そう、よかった」

「なんで蓮花きたの?」と驚いたように

「上の窓から見えちゃったから…」

「そうなんだ…」とポツリと由佳が言う。

「由佳、なんかあったら言って!私が守るから」

うんわかったとくると思った私がバカだった。

「蓮花はいつもそう!急に守りにきて今まで通りにできないの?私がいじめられていても見て見ぬふりができないの?そのほうが私達にとっていい関係だと思うの。」と目に涙を溜め、一気に急に捲し立てた。

私は驚いて「由、佳?」と戸惑うしかない。

「ごめんね、蓮花。私はあなたを巻き込みたくはないのだからちょっとだけ待ってくれないかな?」と悲しそうな笑顔で言う。由佳のその笑顔とは反対に裏校舎と木の間から見える空は晴天で、太陽がキラキラと光っていた。

私は「うん」と返事をすること以外何もできなかった。

それ以降何もなく終わった。いつも通りの日常に戻った。出来事が起きた後も何もないように由佳と帰った。