恐竜王の花嫁


「あ……っ、そうですよ、それです。きっとそういう配慮をしてくれたんですよ」
「えー、そうかなー、ほんとにそれだけかなぁ?」
「それだけですよっ」
 日奈子が何を言っても、D4は相変わらずにやにやしている。
 綾人も一緒になって「そうですかねぇ?」と笑っていた。
 日奈子は「そうですよ」と言って、くすぐったくなってきた首筋を揉む。
 吸われた箇所が一人だけ違うからといって、勘違いしないよう自分に言い聞かせた。