言いたいことを言ったので、日奈子としてはすでにスッキリしていたし、今はもう皇牙の心の声は聞こえない。 それが何よりも嬉しくて、皇牙と二人で顔を見合わせながら笑った。 綾香に対する殺意を、彼は暴力的な方法以外で抑えることができたのだ。 それでこそ王、人の上に立つ人だ。 皇牙こそが新しい恐竜王なのだと、改めて思った。 この人に一生ついて行きたい、恐竜王の花嫁として彼を支えたい。 かつては未来など見えていなかった日奈子は、明確に自分の未来を思い描いていた。