時間が進んでいく中、また今日友が亡くなっていった。それが目の前で起きるのだから先人が地獄と言った理由もわかる。その先人が残していったものをこうやって無駄になる刹那の虚無は何者にも代えがたい。足が震えて言うことを聞いてくれない。仲間が死と希望の中、私はその輪に入れない。気にかけてくれる仲の奴らはもういない。死ぬにも死ねない心地は獄の感想が相応しい。下の人間というのはこうなることが決まっているのかと思う。その人間は私一人で十分だと思っている。こんな者が多数を占めていたらその団体は終わるだろう。だからこそ私一人だけでいてほしい。この欲も下劣だな。本当に悲しい。私がこんな生物だとは思いたくなかった。これを認めれば楽になるなら認めたいが、この姿さえ滑稽に見えるな。雨で土が泥濘になり、その地が人を殺している。
 この争いに勝っても負けても私に救いはないだろう。勝者が正義になり、敗者は一生の罪を償えと言われる。勝者が犯人だとしてもな。迫撃砲により友の四肢がバラバラだ。殺人が平気で行われている。いつ私が殺し、殺される番だろうか。そんなこと思っても世界が救われることがないだろう。もう始まったことだ。終わりがあっても、それは新たな地獄の始まりなだけ。罪ある者が生き、罪なき者がいなくなる救われない世の中。そんな世界を作った罪人を見つけて償わせても遅い。もう始まったことは始まったこと。抗っても希望の光すら見えないのだからこそ、受け入れるしかない。この世界の勝者が支配する世は腐っちまうな。