人にして人に在らず

 もみじは赤く染まり、今日も地球の周りを太陽
が回る。

 ランニングをいつもより早く切り上げ、右の
山のように積み重なった有象無象を見上げる。

「お前らがカツアゲしようとするから…。」

 そうして俺は帰路を辿る。

 これが俺、斉藤ハルの毎日だ。

 「ただいま」も言わずに布団に潜る。

 流石に親にあんなことをしているのが
バレるわけにはいかない。

 俺はものの数分で眠ってしまった。

 
 こんな俺でも一応学生だから平日は学校に行く。