けれどやはり苦手意識は消えないし、なにより瞬くんがでかでかと載っている雑誌を見ているこの状況はかなりまずい。 あわてて雑誌を隠そうとするも、時すでに遅し。 「あれー、なにその雑誌」 「…え、えっとこれは」 「待って、これ野々尾瞬斗でしょ?今話題のさ」 「……う、ん」 もうダメだ……。 反射的にギュッと目を瞑る。 ただの現実逃避だとしても。 お願い、奇跡でもなんでも起こって――