>織田N:警察官さん、こんにちは。今も派出所で勤務中ですか?
正直なところ、私は警察官が本当に警察官だとは思っていない。当たり前に考えて、倫理的に殺人の幇助をする警察官が存在しているとは思えないからだ。ミカエルさんではないが、警察官は正義の味方として君臨し、犯罪者に鉄槌を下す役目の人だと信じている。実際、7年前に母親が通り魔に襲われたとき、警察官が盾になってナイフを受け止めて取り押さえてくれた。そんな職業に就いている人達が、仕事をサボってこんなサイトにアクセスしているはずがない。
>警察官:そうだよお。特にやることもないから、派出所のデスクでスマホ弄ってるけどねwww
>織田N:そうなんですか(棒)お疲れ様です(さらに棒)
>警察官:おいおい、マジなんだって。これでもキャリア組なんだって。
>織田N:それはそれとして、報告を始めようと思います。
>警察官:おい、思い切りスルーしたな!!
>織田N:えーでは、今日の結果についてです。結論から言いますと、現状では彼氏と親友を刺せそうな気がしません。未練があって何もできないとか、10年以上の付き合いがある親友だからということではなく、これまで生きてきた環境と教育が養ってきた倫理観というもので身体が動きませんでした。刺すという意思はあっても、刺せない。どう表現すれば良いのか、目の前に高い壁があって、簡単には越えられないという感じですかね。
正直な思いを伝える。このままでは先に進めないことを私自身が十分に理解しているからだ。
>警察官:なるほどな。やっぱ、そこか。
やはり、そこ?
警察官の意味不明な反応。その言葉の続きを待っているが、続く言葉は空白のままだ。
>ヒマ人:少しずつ難易度を上げていけば良いと思う。ロールプレイングケームでもいきなりボス戦ってことはないよね。だから、サコで経験値を積んで、レベルアップすればいける気がするけど。 あ、もしかして余計なお世話だったかな。ごめんね。誰でも思い付くことを言ってしまって。今日も僕は静かにしておくから。
>織田N:ヒマ人さん、こんにちは。経験値を獲得してレベルアップというのは何となく理解できます。具体的にはどういったことをすれば良いのでしょうか。遠くから小さい石を投げ付けるとか、刃物の代わりに指で突くといった感じですか?
暫く反応を待つが、ヒマ人からの回答はない。もしかすると、宣言通りに何も喋らないつもりなのだろうか。
>シリアル:ヒマ人さんが言いたいのは、「小さな生物から少しずつ大きな生物へと標的を変えていき、罪悪感の希薄化を目指す」という事ではないでしょうか。私にも経験がありますし、有効な方法だと思いますよ。
>織田N:シリアルさん、こんにちは。もう少し具体的に教えて頂けますか?
私が質問すると、少し間が空いて長文で手順が提示された。
>シリアル:要は、人を相手にすると「殺人は犯罪だ」という倫理観のリミッターが作動する訳です。更に、それが彼氏や親友ともなると、情や思い出により、より強固な心理的ブレーキが踏まれることになります。ですから、それを順番に解除していきます。そうすれば、自分の心のままに行動ができるようになるはずです。
では今から、その方法について説明します。
地面を行列になって行進しているアリを、踏んだことがありますか?夏の夜、腕に止まった蚊を、刺される前に叩いて潰したことがありますか?経験がない人なんて、ほとんど存在していないと思います。貴方は、その時に罪悪感を覚えましたか?罪の意識に泣き崩れて、何日も眠れない夜を過ごしましたか?
つまり、こういうことです。貴方はアリや蚊を対等な生物だと認識していないのです。それは、単純に相手が小さいから、取るに足らない存在だと認識していないためです。ですから、ザコ、つまり罪悪感を抱かない小さい虫を潰しまくり、そのサイズを少しずつ大きくしていけば良いのです。人間の脳には可塑性という機能があります。脳の神経細胞やネットワークが経験や学習により、構造や機能を柔軟に組み替える能力のことです。「他者の生命を奪う」という行為による罪悪感を、脳がマイナスダメージとして認識しなくなります。認識しなくなるまで、繰り返せば良い訳です。人間に対しても、呼吸と同じように無意識で行えるようになります。
>警察官:おいおい、それって、シリアルキラーの作り方にしか思えないんだけどな。さすがに、それは国民を守る立場から注意はしておくぞ。 ほどほどにな!!
シリアルの提案を私は何度も確認する。
確かに、この方法であれば壁を乗り越えられる気がする。というよりも、これしか方法がないと思う。ちょうど、明日は土曜日、明後日は日曜日だ。テスト前とはいえ、私的にはまったく問題はない。あの2人に対する勉強会はドタキャンするつもりのため、いつもの予想問題等を作る必要がない。時間は十分にある。
>織田N:シリアルさん、丁寧な解説をありがとうございます!!早速、明日からやってみます。
>ミカエル:ちょっと待って。本当にそれでいいの?
私が返事をすると同時に、ミカエルが口を挟んだ。
正直なところ、私は警察官が本当に警察官だとは思っていない。当たり前に考えて、倫理的に殺人の幇助をする警察官が存在しているとは思えないからだ。ミカエルさんではないが、警察官は正義の味方として君臨し、犯罪者に鉄槌を下す役目の人だと信じている。実際、7年前に母親が通り魔に襲われたとき、警察官が盾になってナイフを受け止めて取り押さえてくれた。そんな職業に就いている人達が、仕事をサボってこんなサイトにアクセスしているはずがない。
>警察官:そうだよお。特にやることもないから、派出所のデスクでスマホ弄ってるけどねwww
>織田N:そうなんですか(棒)お疲れ様です(さらに棒)
>警察官:おいおい、マジなんだって。これでもキャリア組なんだって。
>織田N:それはそれとして、報告を始めようと思います。
>警察官:おい、思い切りスルーしたな!!
>織田N:えーでは、今日の結果についてです。結論から言いますと、現状では彼氏と親友を刺せそうな気がしません。未練があって何もできないとか、10年以上の付き合いがある親友だからということではなく、これまで生きてきた環境と教育が養ってきた倫理観というもので身体が動きませんでした。刺すという意思はあっても、刺せない。どう表現すれば良いのか、目の前に高い壁があって、簡単には越えられないという感じですかね。
正直な思いを伝える。このままでは先に進めないことを私自身が十分に理解しているからだ。
>警察官:なるほどな。やっぱ、そこか。
やはり、そこ?
警察官の意味不明な反応。その言葉の続きを待っているが、続く言葉は空白のままだ。
>ヒマ人:少しずつ難易度を上げていけば良いと思う。ロールプレイングケームでもいきなりボス戦ってことはないよね。だから、サコで経験値を積んで、レベルアップすればいける気がするけど。 あ、もしかして余計なお世話だったかな。ごめんね。誰でも思い付くことを言ってしまって。今日も僕は静かにしておくから。
>織田N:ヒマ人さん、こんにちは。経験値を獲得してレベルアップというのは何となく理解できます。具体的にはどういったことをすれば良いのでしょうか。遠くから小さい石を投げ付けるとか、刃物の代わりに指で突くといった感じですか?
暫く反応を待つが、ヒマ人からの回答はない。もしかすると、宣言通りに何も喋らないつもりなのだろうか。
>シリアル:ヒマ人さんが言いたいのは、「小さな生物から少しずつ大きな生物へと標的を変えていき、罪悪感の希薄化を目指す」という事ではないでしょうか。私にも経験がありますし、有効な方法だと思いますよ。
>織田N:シリアルさん、こんにちは。もう少し具体的に教えて頂けますか?
私が質問すると、少し間が空いて長文で手順が提示された。
>シリアル:要は、人を相手にすると「殺人は犯罪だ」という倫理観のリミッターが作動する訳です。更に、それが彼氏や親友ともなると、情や思い出により、より強固な心理的ブレーキが踏まれることになります。ですから、それを順番に解除していきます。そうすれば、自分の心のままに行動ができるようになるはずです。
では今から、その方法について説明します。
地面を行列になって行進しているアリを、踏んだことがありますか?夏の夜、腕に止まった蚊を、刺される前に叩いて潰したことがありますか?経験がない人なんて、ほとんど存在していないと思います。貴方は、その時に罪悪感を覚えましたか?罪の意識に泣き崩れて、何日も眠れない夜を過ごしましたか?
つまり、こういうことです。貴方はアリや蚊を対等な生物だと認識していないのです。それは、単純に相手が小さいから、取るに足らない存在だと認識していないためです。ですから、ザコ、つまり罪悪感を抱かない小さい虫を潰しまくり、そのサイズを少しずつ大きくしていけば良いのです。人間の脳には可塑性という機能があります。脳の神経細胞やネットワークが経験や学習により、構造や機能を柔軟に組み替える能力のことです。「他者の生命を奪う」という行為による罪悪感を、脳がマイナスダメージとして認識しなくなります。認識しなくなるまで、繰り返せば良い訳です。人間に対しても、呼吸と同じように無意識で行えるようになります。
>警察官:おいおい、それって、シリアルキラーの作り方にしか思えないんだけどな。さすがに、それは国民を守る立場から注意はしておくぞ。 ほどほどにな!!
シリアルの提案を私は何度も確認する。
確かに、この方法であれば壁を乗り越えられる気がする。というよりも、これしか方法がないと思う。ちょうど、明日は土曜日、明後日は日曜日だ。テスト前とはいえ、私的にはまったく問題はない。あの2人に対する勉強会はドタキャンするつもりのため、いつもの予想問題等を作る必要がない。時間は十分にある。
>織田N:シリアルさん、丁寧な解説をありがとうございます!!早速、明日からやってみます。
>ミカエル:ちょっと待って。本当にそれでいいの?
私が返事をすると同時に、ミカエルが口を挟んだ。



