あとは沈んでゆくだけ。

 人はなんて他律な生き物なのだろう。

 他人の顔色をうかがって、
 他人の期待に応えて、
 他人の言葉に傷つく。
 
 それを自分の意思だと思い込んで生きている。
 
 私もそうだった。

 本当に私を苦しめているものが、何なのかわからなかった。
 
 ただ、今の私じゃ駄目なんだと思っていた。

 深夜。
 鏡に映る私を見つめながら、つぶやいた。

「りあはね、しんだんだよ!」

「りあは、もういなくなっちゃったの!」

「だから――。」