「今日から1年2組に転入してきた、アイドル科専攻の佐久間陶揮さんです。…佐久間さんの席は…ああ、あそこの窓際で。みなさん、仲良くしてくださいね」
担任がササッと陶揮のことを紹介してくれる。
喋らなくて楽だからありがたい。
陶揮は指定された席へ着く。
周りからは視線が集まり、特に女子がコソコソ喋っているのが気になって仕方がない。
目をつぶって、ひたすら授業開始を待つ。
すると横からトントン、と肩を叩かれた。
見ると、人の良さそうな男子がいた。
「こんちわ〜」
「あ、こんにちは」
挨拶をされたので一応返しておく。
すると男子は嬉しそうに目を光らせた。
「俺も、アイドル専攻‼‼‼『PHASS』って言うグループに所属してる‼‼」
「え、『PHASS』って…あの、今人気の可愛い系グループ⁉」
『PHASS』。
可愛い系グループで、今ネットで歌が大バズリしているグループ。
「俺、笹霧流歌‼‼陶揮くん、あれだよね⁉あのオーディションですっごい作詞とか、歌上手い子だよね⁉」
「あ、はい、いちおう___」
「やっぱりぃぃぃぃ‼‼‼‼俺ね、俺ね、陶揮くんの歌大好きなんだよ〜〜、あんな歌、よく作れるよねっっ‼‼‼‼」
言い終わる前に流歌は目をキラッキラさせながら喋ってくる。
(なんとも騒がしい人だな…)
けれど、そんな騒がしさが、どこか晃介にも似ていた。
「笹霧…さんは、『PHASS』所属のすごい人ですよね、自分なんかと比べれば、笹霧さんのほうがよっぽど上手ですよ」
ぎごちない笑みを浮かべながら褒め返すと、流歌は、アワアワと震え始めた。
「え、何__」
「と、陶揮きゅんが、陶揮きゅんが…俺のことをっ、褒めてっっっ‼‼‼‼はあああ‼‼‼‼もうしゅき‼‼‼」
「へ?」
思わず、引いてしまった。
怖い、普通に怖い。
なんかすっごい感動しているところ悪いが、陶揮まで巻き込まれて冷たい目で見られている気がするから。
「笹霧さん、よ、よろしくお願いします…?」
「ぼはぁ___、よろしくっ、陶揮きゅん‼‼‼」
(きゅん?)
密かな疑問を残しながらも、横にいるうるさい人で陶揮は疲れ果てた。
担任がササッと陶揮のことを紹介してくれる。
喋らなくて楽だからありがたい。
陶揮は指定された席へ着く。
周りからは視線が集まり、特に女子がコソコソ喋っているのが気になって仕方がない。
目をつぶって、ひたすら授業開始を待つ。
すると横からトントン、と肩を叩かれた。
見ると、人の良さそうな男子がいた。
「こんちわ〜」
「あ、こんにちは」
挨拶をされたので一応返しておく。
すると男子は嬉しそうに目を光らせた。
「俺も、アイドル専攻‼‼‼『PHASS』って言うグループに所属してる‼‼」
「え、『PHASS』って…あの、今人気の可愛い系グループ⁉」
『PHASS』。
可愛い系グループで、今ネットで歌が大バズリしているグループ。
「俺、笹霧流歌‼‼陶揮くん、あれだよね⁉あのオーディションですっごい作詞とか、歌上手い子だよね⁉」
「あ、はい、いちおう___」
「やっぱりぃぃぃぃ‼‼‼‼俺ね、俺ね、陶揮くんの歌大好きなんだよ〜〜、あんな歌、よく作れるよねっっ‼‼‼‼」
言い終わる前に流歌は目をキラッキラさせながら喋ってくる。
(なんとも騒がしい人だな…)
けれど、そんな騒がしさが、どこか晃介にも似ていた。
「笹霧…さんは、『PHASS』所属のすごい人ですよね、自分なんかと比べれば、笹霧さんのほうがよっぽど上手ですよ」
ぎごちない笑みを浮かべながら褒め返すと、流歌は、アワアワと震え始めた。
「え、何__」
「と、陶揮きゅんが、陶揮きゅんが…俺のことをっ、褒めてっっっ‼‼‼‼はあああ‼‼‼‼もうしゅき‼‼‼」
「へ?」
思わず、引いてしまった。
怖い、普通に怖い。
なんかすっごい感動しているところ悪いが、陶揮まで巻き込まれて冷たい目で見られている気がするから。
「笹霧さん、よ、よろしくお願いします…?」
「ぼはぁ___、よろしくっ、陶揮きゅん‼‼‼」
(きゅん?)
密かな疑問を残しながらも、横にいるうるさい人で陶揮は疲れ果てた。


