翌朝、休みの日なのに少し早起きをしてしまった。スマホに通知が来ていないか、気になって仕方がなかった。スマホの画面を、眠い目をこすりながら眺めてみる。来ていたのは、公式アカウントの通知だけだった。クーポンが配信されているらしい。
追加でメッセージを送ってしまうと、なんだか急かしているようになってしまう。返信がくるのを待っておこう。それだけは自分の中で決めていた。
何かがおかしかった。夜になっても返信が来ない。自分が何か嫌われるような発言をしてしまったのかもしれない。メッセージを何度も読み直して、誤解が出るような内容がなかったかどうかを確認する。温かかったはずの時間が、どこか疑いの籠められたものであるような気さえした。
もしかしたら週末までかかるような用事があったのかもしれない。きっとそうなんだろう。自分を納得させることしかできなかった。そもそもチャットでしかつながっていない以上、それ以上に連絡をする手段を持っていなかった。
週末が終わっても、学校に通う日々が来ても、一向に返信はこなくなってしまった。気にしても仕方がないと思いながら、学校には行くしかない。日常生活は送らなきゃいけない。元の生活に戻るだけだ、なんて言い聞かせながら、自分の生活に集中しようとした。
事故に遭ったのだろうか。
自分を嫌いになってしまったのだろうか。
他に好きな人ができたのだろうか。
いろいろな可能性を考えた。しかし、それはどこまで言っても推測でしかなかった。
