次の日に学校に行くと、文化祭開催を知らせるための看板や廊下の飾りが至る所に飾られていた。何かのイベント会場に迷い込んだような、そんな感覚さえも感じられた。
文化祭の2日間はとにかく楽しかった。陽菜といろんな店を回りまくり、舞台発表も二人で観にいった。時々生徒会の活動のことが気になって質問をしたのだが、陽菜は「陽菜ちゃんは、ピンチヒッターなので」しか言わなかった。ほんとに特に仕事はないらしかった。
文化祭の2日間はあっという間に終わり、文化祭の打ち上げも文化祭2日目の夜にみんなで焼き肉に行ったので、家に帰れば全部終わったような状態だった。今はとにかく楽しい気持ちでいっぱいだった。そして、そんな気持ちを彼に伝えたい。そんな気持ちが胸の内から湧いてきていた。
『浩さん、浩さん。文化祭とっても楽しかったんですよ!いっぱいお話ししたいです』
ドキドキしながらメッセージを送った。こんなメッセージを見たら、自分のテンションが高いことはすぐにばれてしまうだろう。でも、それでもよかった。とにかく伝えたかった。楽しい気持ちを共有したかった。
