桃色のユリと青いバラ



 文化祭はかなり体力を使う。そもそも人が大移動するみたいな2日間なので、いつもと違う雰囲気に相当体力を持っていかれるのだ。だから、今日は軽くだけ話して早めに寝ようと決めていた。いつも、向こうからメッセージを送ってきてくれる。今日は自分から、なんてことを思い、アプリをひらいた。

『浩さん、今何してますか、?』
『友梨佳さん、こんばんは。今は特に何もしてなかったよ』
『そうだったんですね。明日は文化祭なので、今日は早めに寝ようと思います!』
『明日なんだ、楽しみだね』
『クラスの展示もちゃんと出来上がったので、明日と明後日は適当に見て回るだけですけどね』
『高校の文化祭は3回しか来ないからね。しっかり楽しんでこなきゃね』
『確かに、3回だけって考えると少ない感じです』
『そうそう、意外と少ないんだよ。大学は4回あるから、大学の方が多いかもね』
『じゃあ、高校生活で2回目の文化祭、思いっきり楽しんできます!』
『うん、楽しんできてね。明日は連絡なくていいからさ。2日後に、文化祭2日分のことまとめて聞かせてね』
『わかりました! じゃあそうします』
『この2日間は、友梨佳さんのお友達と楽しむ時間だからね。お話聞けるの楽しみにしてる!』
『はい! いっぱいお話しできるようにいろんなこと経験してきます!』
『じゃあね、おやすみ』
『おやすみなさいです。じゃあまた2日後に!』