文化祭の準備も着実に進み、いよいよ明日は文化祭というところまできた。うちのクラスは、インスタ映えスポットを概ね女子が、科学系の展示を概ね男子が担当していた。基本的に仲良しグループでかたまるため、必然的と言っていいくらい、そういう分け方になってしまう。友梨佳はどちらでもよかったので、その中間に位置する会計と買い出し担当になっていた。
基本的に展示するだけなので、文化祭当日は特に仕事という仕事はない。クラスで1時間ごとに2人が教室内の管理、2人が教室の外で呼び込みと受付をするという当番があるくらいだった。そのため、特に気合を入れる必要もなかったのだが、委員長と副委員長はみんなを集めた。
「いい? ここまでやったんだから絶対大丈夫。めっちゃいい展示になってるから!」
「明日と明後日は、自分の仕事のシフトだけ忘れなかったら、あとは目いっぱい楽しんできてくれていいので、とにかく!仕事だけ!忘れないでね!」
「じゃあ、かいさん~。おつかれさまでした!」
委員長の解散指示で、みんなも解散した。すでにクラスのグループチャットには、文化祭が終わった後に開催する打ち上げの話が出ていた。明らかに気が早いなと思いつつ、打ち上げでご飯に行く日を決める投票だけしておいた。あとからやろうと思うときっと忘れる、そんな風に感じていたからだ。
