鳥籠の翼


「初めまして。これから皆さんのマネージャーをします三田(みた)です」
「みなさん、あなたたちは今日から『beginning』です」

静かなダンスホールに淡々とした男性の声が響き渡る。
集められた3人の反応は三様だった。期待と不安を顔にする颯太(そうた)、ため息をする礼央(れお)、面倒くさそうに堕れる(ゆう)
今にも散り散りになりそうな冷たい空気の数年後、ドームを満員にするなど誰も想像していなかった。

「……それで、僕たちは何をすればいいですか?」

最初に口を開いたのは颯太だった。

「まずはレッスンです。ダンス、ボーカル、演技。平日は高校があると思いますので放課後3時間、土日は朝から晩まで8時間行います」