僕らのすべて

_____悠真の話を聞いたとき、衝撃が走った。

それはまるで、自分の中にずっとあったモヤモヤを悠真が先に話してくれた。そんな気が、少なくとも僕には感じられた。
果たして大切なのは、「友情か、恋愛か」どっちなのだろう。
僕自身は、どちらかに当てはめようとは思ったことは無い。けれど、周りのみんなはどうだろう。悠真と透、唯と舞のこと。
もし、本人が「好き」と思っているのなら、その感情が友情としてなのか、恋愛としてなのか、それは到底僕たちが決めていいものではない。
ただ、二人が一緒にいて楽しそうならそれでいいんじゃないか。
_____そう思う僕は、変なのだろうか。
そう考えてると、ふとお昼休みに悠真が
「奏多ってさ、変なところで気にしないよな。いい意味でガサツっていうか。」
そんなことを言われた日があったのを思い出した。
あのときは何を言っているのか分からなかった。だけど、今なら悠真の言っていたことがわかる気がした。
僕には、気にする理由がなかっただけだ。まあ、正確に言えば気になるといった方が正しいかもしれない。