僕らのすべて

準備のためリュックを漁る人、宿題が終わらず答えを写してる人、先生が来てないからといってここぞとばかりにスマホを触ってる人、その場にいた全員が一斉に僕を見た。
まるで触れてはいけない何かに触れてしまったかのように。一瞬にしてクラスの空気が氷点下まで下がる。
その場の視線がとても突き刺ささった。
「え、何もしかして奏多2人のこと庇ってる?ウケるんだけど笑」
「それな笑ヤバすぎ」
みんな僕のことを笑いものにしているが、問題はそこじゃない。舞と唯。そして何も言わないが悠真と透のことだ。
「あのさ。ここ数日、翔太が来てからみんな舞と唯のこと、悠真と透のこと悪い意味で話してたじゃん。」
「それが何?笑」
「なんかまずいですか~笑」
「一旦黙ってて。...って、鈴木先生」
僕がドアの方を振り返ったら担任の鈴木先生が立っていた
「ういっす~…って、お前らどうした?教室入ろうとしたらここだけ空気死んでたぞ?」
「ちょっと…あって。」
「ねぇ鈴木先生~、奏多くん変なこと言ってるんですけど聞いてあげてください笑」
「なんだ?一旦話してみてごらん。」
担任からそう言われ、思っている全てを話した。
隣のクラスの翔太が来てからのクラスの話題について、ときどきクラスに嫌な空気が流れること。