世界の果てで二つの愛を、天秤にかけて

『明美へ
 今日からお母さんは出張に行ってきます。
 今日の朝ごはんは冷蔵庫にあるのでそれを食べてね。
 ご飯は買って食べてね。』


(出張、か。たまには一緒にご飯くらい食べようよ。あの時みたいにさぁ)


私の家ははやいうちにお父さんが病に倒れ亡くなっている。


そのためお母さんはいつも仕事、仕事と家を出ている。


お父さんがいた頃はお母さんと週末はいつもどこかに出掛けていた。


けど今では週末もずっとパートで埋め尽くされている。


お母さんも昔のような愛情はくれなくなった。


私のことは無関心