勉強会の解散後、両親や兄が帰ってくるまでに夕飯を作った。
みんなが帰ってきてから夕飯をそろって食べ、今日合ったことや連絡事項などを共有した。
新しい友達ができたと言ったらみんなすごく喜んでいた。僕ってそんな友達いないと思われているのだろうか?
お風呂も済ませ、自室へと戻りスキンケアをしつつ約束通り仙石に全て話すために連絡を入れる。
『お疲れ様。今時間大丈夫?』
そうメッセージを送り、化粧水をコットンへとひたひたになるくらい掛けて優しく拭いていく。
ピコンッ、と軽い音が鳴りスマホの画面を見ると仙石からの返信が返ってきてた。
『おつ〜、大丈夫だよ』
『電話掛けてもいい?』
『おぉ、珍しい。でもちゃんと口で話してくれるの嬉しいかも』
そうやりとりし、電話をかける。ちなみに、スキンケアで手が離せないのでビデオ通話だ。
これからパックとかもするけど仙石なら許してくれるだろう。
ポロロン、ポロロン__と着信を2コールしたところで繋がった。
『りっくんやっほ〜、ってスキンケアしてんじゃん!』
「こんばんは、スキンケア中でお見苦しいかもしれませんが許してください……」
『まぁいいけど、で?りっくんは何を話してくれるの』
少し驚いた子をしつつもやはり予想通り、仙石は許してくれた。
深呼吸をして、心を落ち着かせてからまずは僕のことから話すことにした。
「えと、そうですね。まずは僕のことから話そうかなと……多分薄々感じてはいたと思うんですけど、このキャラ嘘なんです偽りです」
『なるほどね〜?』
「本当はこっちが素。キャラ偽ってんのは、中学の頃につるんでた奴らに同じレベルだと思われて勝手に裏切られた感じにされていじめ?っぽくなったから、でそれから漫画で見た真面目委員長キャラ参考に頑張ってた感じ。あ〜、敬語じゃないの変な感じ……」
『待って、りっくんめっっっちゃこっち側じゃん!!!てかそいつら何なの?ウザすぎ。あははっ、確かに聞いてても変な感じかも〜』
そう、素がこっちな為初めて仙石と話した時は、「僕と同じ様な人がいる?!?!」と衝撃を覚えたものだ。
因みにだが、気に病んだりはしていない。むしろ勉強好きで何が悪いの?って感じだ。
『そっか〜、りっくんからシンパシーを感じたのはそう言うことなんだね〜』
「今仙石に話せてよかった〜って思ってる」
『あは、ほんと?俺も本当のりっくんを知れてよかった。てかてか素の時は碧維って読んで欲しいんだけど?』
「そう?おっけ〜素の時はあおね?で、僕休日になると素にもどんだけど、昨日駅近周辺で買い物とか行ったりしててそしたら、明真さんにナンパされた」
『え?ナンパ?どゆこと、てか休日はそっちなんだ今度一緒に買い物したい。あとあお呼び嬉しい』
そりゃその反応にもなるだろう。自分でも何言ってるのかよくわからないもん。
後僕もあおと一緒に買い物行きたい。
「なんか好きな恰好してるとよく、性別問わずされんの。で昨日はたまたま明真さんだったの」
『まぁ、りっくん顔中性的だしメイクとかしてたらどっちとも取れんのか……にしてもあのはるっちが』
「よく男だと、女子に勘違いされてキレられるから先にこっちからこっぴどく言っちゃってさ?それで今日の朝昨日のお兄さんだ〜って気づいたら気まずくて」
『何それ、勝手に勘違いしといてそれはない。けどりっくんの顔なら勘違いしても仕方ないかも?てかはるっちが思わずナンパしちゃう可愛さだったってこと?何それ俺も見たい』
「んまぁ、僕が可愛すぎたって自信はあるから今までの人たちには申し訳ないなぁとは思ってる」
『んはは、その自己肯定感さいこ〜。』
好きなものに囲まれた自分は最高なんだから自然と自己肯定感も高くなる。
それにしても、勘違いした相手に対して怒っときながらちゃんとフォローも入れてるのさすがあお。
「朝話して仲良くなって、お昼一緒に食べよ〜ってなってその時に向こうも何か感じたのか、兄弟とか従兄弟いる?って聞かれて」
『そこからは俺もある程度知ってるとこか。あ〜、りっくんじゃなくて家族とか親戚筋かも?的な』
「そうそう。明真さん曰く、思わずナンパしちゃったかつ僕に雰囲気が似てる、という。」
『ふむふむ、目の前にいたの本人ですよ〜って言いたくなるな』
「絶対やめてください。で僕思わず、そんなに可愛かったのか、一目惚れだったのか、と聞いちゃって」
『ごめんごめん。え待ってウケる。委員長のガワ被れてないじゃん、素がひょっこりしてる』
ウケちゃった。いやでも、思わず素出ちゃったというか、なんか他人から見て素の僕の外見ってどうなんだろ〜って言う好奇心が勝っちゃって……
「そしたら今度はちゃんと空気感が気まずくなっちゃって……。そこから勉強会持ってけたのすごくない?!」
『あの真面目委員長がそうなったらねぇ……確かに、はるっちよく俺たちに話しかけたよねぇ』
「でも、明真さんから話しかけてもらえなかったら、三人のグループなんてできてないよね」
『その辺りはるっちに感謝だね〜♪因みにだけどさ、絶対はるっち、りっくんに矢印向いてるね』
やはり最後はそこに行き着くか……!!!できれば触れたくなかったのに。
これ、僕側も観念して話したほうがいいのか……?
『で〜、りっくん。りっくんもさ、なんかあるよね?』
「うっ……あの、多分なんですけど明真さんのことが好きになりつつあるんです」
『あ、敬語りっくんだ。だからあんな迷子みたいな顔してたの?』
「はい、そもそも僕を大切にしてくれて一途でいてくれる様な人じゃないとダメって決めてるんです。なのに、明真さんは初手ナンパとかいう出会いなのにちょっとした事でも心がくすぐられるというか……何というか……」
『なるほど……ふ〜ん、りっくんは少し重めがお好きなんだ?』
言われてみればそうなのかも知れない。恋愛経験が誰かに告白される止まりすぎて、自分の好みとかなんてあんまり考えたことがなかったかも知れない。
やはり、人に相談することって大事なんだ、と改めて実感した。
「そうかも……でも、それくらいじゃないとそもそも兄さんがうるさいかも……」
そう、そうなのだ。
僕の兄は顔はいいのにブラコンなせいでプラマイゼロな残念な兄なのだ。
小さい頃はいっぱい構ってくれるから一番好きな人は誰?と聞かれたらぶっちぎりで兄、と答えたと思うが今思えば過保護が凄すぎて兄意外答えられる状況じゃなかったかも知れない。
『あはっ、言えてるルカさん二人で遊んでても気づいたらりっくんの話してるもん。それもあってりっくんの隠し事に気づけたんだよねぇ』
「うちの兄がごめんね……」
『りっくん気づいてないみたいだけど、口元緩んでるよ。りっくんもルカさんのこと大好きなんだね』
ふわぁっと柔らかい笑みを向けられた。
兄さんのことは嫌いではない。好きかどうかと言われればそれなりに。
でもきっと、僕が一途な人かつ大事にしてくれる人がいいのは兄の影響もあるのだろう。
(明真さんは兄さんを超えてくれるのだろうか……)
『今日だけでりっくんの事いっぱい知れたな〜。ねぇりっくん』
「なぁに、あお」
『はるっちはちゃ〜んと、脈ありだと思うから頑張ってアタックしてこ!』
「ふふ、ありがと。これからいろいろ相談させてね?」
『もっちろ〜ん!りっくんには幸せになってほしいからねぇ』
なんて心強い味方なんだろう。
そう言えば今更だが、あおは同性同士で付き合うことに対して何かしら思うことはないのだろうか?
「ねぇあおは男同士なんて、とか思わないの?」
『ん〜……俺自身も女子が苦手だったりで、どっちかといえば男子の方が好感持てるタイプってのもあって、むしろ好き同士ならいいじゃん?って感じ。何がいけないの』
「あはは、そっか。僕とはまた違ったタイプだけど根本的なことは一緒。両親には迷惑かけちゃうかもだけど、それ以外の人には迷惑かけてないからいいに〜って思ってる」
『さっすが〜。あ〜……りっくんがはるっち好きじゃなかったら狙ったのになぁ』
「あおはなんか色々重そう」
『わかってんじゃ〜ん』
話せる相手が欲しい、と願ってたところに自分から色々打ち明けたことで、身近な人間が話せる相手になってくれた。
あおと友達になれて良かったな、と今は本当に心の底から思う。
その後、しばらく二人でどんなコスメ使ってる、とかこれ気になってる、とか趣味のことで盛り上がった。
「それじゃぁおやすみあお」
『おやすみ〜、また明日ね』
そう言い、通話が切れた。また明日、たくさん話せるといいな。
みんなが帰ってきてから夕飯をそろって食べ、今日合ったことや連絡事項などを共有した。
新しい友達ができたと言ったらみんなすごく喜んでいた。僕ってそんな友達いないと思われているのだろうか?
お風呂も済ませ、自室へと戻りスキンケアをしつつ約束通り仙石に全て話すために連絡を入れる。
『お疲れ様。今時間大丈夫?』
そうメッセージを送り、化粧水をコットンへとひたひたになるくらい掛けて優しく拭いていく。
ピコンッ、と軽い音が鳴りスマホの画面を見ると仙石からの返信が返ってきてた。
『おつ〜、大丈夫だよ』
『電話掛けてもいい?』
『おぉ、珍しい。でもちゃんと口で話してくれるの嬉しいかも』
そうやりとりし、電話をかける。ちなみに、スキンケアで手が離せないのでビデオ通話だ。
これからパックとかもするけど仙石なら許してくれるだろう。
ポロロン、ポロロン__と着信を2コールしたところで繋がった。
『りっくんやっほ〜、ってスキンケアしてんじゃん!』
「こんばんは、スキンケア中でお見苦しいかもしれませんが許してください……」
『まぁいいけど、で?りっくんは何を話してくれるの』
少し驚いた子をしつつもやはり予想通り、仙石は許してくれた。
深呼吸をして、心を落ち着かせてからまずは僕のことから話すことにした。
「えと、そうですね。まずは僕のことから話そうかなと……多分薄々感じてはいたと思うんですけど、このキャラ嘘なんです偽りです」
『なるほどね〜?』
「本当はこっちが素。キャラ偽ってんのは、中学の頃につるんでた奴らに同じレベルだと思われて勝手に裏切られた感じにされていじめ?っぽくなったから、でそれから漫画で見た真面目委員長キャラ参考に頑張ってた感じ。あ〜、敬語じゃないの変な感じ……」
『待って、りっくんめっっっちゃこっち側じゃん!!!てかそいつら何なの?ウザすぎ。あははっ、確かに聞いてても変な感じかも〜』
そう、素がこっちな為初めて仙石と話した時は、「僕と同じ様な人がいる?!?!」と衝撃を覚えたものだ。
因みにだが、気に病んだりはしていない。むしろ勉強好きで何が悪いの?って感じだ。
『そっか〜、りっくんからシンパシーを感じたのはそう言うことなんだね〜』
「今仙石に話せてよかった〜って思ってる」
『あは、ほんと?俺も本当のりっくんを知れてよかった。てかてか素の時は碧維って読んで欲しいんだけど?』
「そう?おっけ〜素の時はあおね?で、僕休日になると素にもどんだけど、昨日駅近周辺で買い物とか行ったりしててそしたら、明真さんにナンパされた」
『え?ナンパ?どゆこと、てか休日はそっちなんだ今度一緒に買い物したい。あとあお呼び嬉しい』
そりゃその反応にもなるだろう。自分でも何言ってるのかよくわからないもん。
後僕もあおと一緒に買い物行きたい。
「なんか好きな恰好してるとよく、性別問わずされんの。で昨日はたまたま明真さんだったの」
『まぁ、りっくん顔中性的だしメイクとかしてたらどっちとも取れんのか……にしてもあのはるっちが』
「よく男だと、女子に勘違いされてキレられるから先にこっちからこっぴどく言っちゃってさ?それで今日の朝昨日のお兄さんだ〜って気づいたら気まずくて」
『何それ、勝手に勘違いしといてそれはない。けどりっくんの顔なら勘違いしても仕方ないかも?てかはるっちが思わずナンパしちゃう可愛さだったってこと?何それ俺も見たい』
「んまぁ、僕が可愛すぎたって自信はあるから今までの人たちには申し訳ないなぁとは思ってる」
『んはは、その自己肯定感さいこ〜。』
好きなものに囲まれた自分は最高なんだから自然と自己肯定感も高くなる。
それにしても、勘違いした相手に対して怒っときながらちゃんとフォローも入れてるのさすがあお。
「朝話して仲良くなって、お昼一緒に食べよ〜ってなってその時に向こうも何か感じたのか、兄弟とか従兄弟いる?って聞かれて」
『そこからは俺もある程度知ってるとこか。あ〜、りっくんじゃなくて家族とか親戚筋かも?的な』
「そうそう。明真さん曰く、思わずナンパしちゃったかつ僕に雰囲気が似てる、という。」
『ふむふむ、目の前にいたの本人ですよ〜って言いたくなるな』
「絶対やめてください。で僕思わず、そんなに可愛かったのか、一目惚れだったのか、と聞いちゃって」
『ごめんごめん。え待ってウケる。委員長のガワ被れてないじゃん、素がひょっこりしてる』
ウケちゃった。いやでも、思わず素出ちゃったというか、なんか他人から見て素の僕の外見ってどうなんだろ〜って言う好奇心が勝っちゃって……
「そしたら今度はちゃんと空気感が気まずくなっちゃって……。そこから勉強会持ってけたのすごくない?!」
『あの真面目委員長がそうなったらねぇ……確かに、はるっちよく俺たちに話しかけたよねぇ』
「でも、明真さんから話しかけてもらえなかったら、三人のグループなんてできてないよね」
『その辺りはるっちに感謝だね〜♪因みにだけどさ、絶対はるっち、りっくんに矢印向いてるね』
やはり最後はそこに行き着くか……!!!できれば触れたくなかったのに。
これ、僕側も観念して話したほうがいいのか……?
『で〜、りっくん。りっくんもさ、なんかあるよね?』
「うっ……あの、多分なんですけど明真さんのことが好きになりつつあるんです」
『あ、敬語りっくんだ。だからあんな迷子みたいな顔してたの?』
「はい、そもそも僕を大切にしてくれて一途でいてくれる様な人じゃないとダメって決めてるんです。なのに、明真さんは初手ナンパとかいう出会いなのにちょっとした事でも心がくすぐられるというか……何というか……」
『なるほど……ふ〜ん、りっくんは少し重めがお好きなんだ?』
言われてみればそうなのかも知れない。恋愛経験が誰かに告白される止まりすぎて、自分の好みとかなんてあんまり考えたことがなかったかも知れない。
やはり、人に相談することって大事なんだ、と改めて実感した。
「そうかも……でも、それくらいじゃないとそもそも兄さんがうるさいかも……」
そう、そうなのだ。
僕の兄は顔はいいのにブラコンなせいでプラマイゼロな残念な兄なのだ。
小さい頃はいっぱい構ってくれるから一番好きな人は誰?と聞かれたらぶっちぎりで兄、と答えたと思うが今思えば過保護が凄すぎて兄意外答えられる状況じゃなかったかも知れない。
『あはっ、言えてるルカさん二人で遊んでても気づいたらりっくんの話してるもん。それもあってりっくんの隠し事に気づけたんだよねぇ』
「うちの兄がごめんね……」
『りっくん気づいてないみたいだけど、口元緩んでるよ。りっくんもルカさんのこと大好きなんだね』
ふわぁっと柔らかい笑みを向けられた。
兄さんのことは嫌いではない。好きかどうかと言われればそれなりに。
でもきっと、僕が一途な人かつ大事にしてくれる人がいいのは兄の影響もあるのだろう。
(明真さんは兄さんを超えてくれるのだろうか……)
『今日だけでりっくんの事いっぱい知れたな〜。ねぇりっくん』
「なぁに、あお」
『はるっちはちゃ〜んと、脈ありだと思うから頑張ってアタックしてこ!』
「ふふ、ありがと。これからいろいろ相談させてね?」
『もっちろ〜ん!りっくんには幸せになってほしいからねぇ』
なんて心強い味方なんだろう。
そう言えば今更だが、あおは同性同士で付き合うことに対して何かしら思うことはないのだろうか?
「ねぇあおは男同士なんて、とか思わないの?」
『ん〜……俺自身も女子が苦手だったりで、どっちかといえば男子の方が好感持てるタイプってのもあって、むしろ好き同士ならいいじゃん?って感じ。何がいけないの』
「あはは、そっか。僕とはまた違ったタイプだけど根本的なことは一緒。両親には迷惑かけちゃうかもだけど、それ以外の人には迷惑かけてないからいいに〜って思ってる」
『さっすが〜。あ〜……りっくんがはるっち好きじゃなかったら狙ったのになぁ』
「あおはなんか色々重そう」
『わかってんじゃ〜ん』
話せる相手が欲しい、と願ってたところに自分から色々打ち明けたことで、身近な人間が話せる相手になってくれた。
あおと友達になれて良かったな、と今は本当に心の底から思う。
その後、しばらく二人でどんなコスメ使ってる、とかこれ気になってる、とか趣味のことで盛り上がった。
「それじゃぁおやすみあお」
『おやすみ〜、また明日ね』
そう言い、通話が切れた。また明日、たくさん話せるといいな。
