今日は絶好のお出かけ日和だ。
朝から張り切ってメイクし、おしゃれをしてきた。
二人と、素で関わるようになってから初めての休日だ。
「璃斗」
待ち合わせ場所で待っていると、名前を呼ばれた。見なくてもわかる、すごく愛しい人だ。
「はる」
声の方へ振り向き、彼の名前を呼ぶ。
彼もおしゃれをしてて、いつもよりも大人びた雰囲気だ。
「すごく可愛い……今からでも帰りたいくらい」
「んもう……そんなことしたらあおと遊べないでしょ」
「そーだそーだ!俺にもギャルりっくん堪能させて!」
はるからの執着の片鱗をひらり、とかわしつつあおと遊びたいと言うと、ちょうど着いたらしいあおから援護射撃が来た。
「え〜めちゃかわ……メイクすると本当にどっちかわかんないね?」
「ありがと〜。よく言われる、あおもかっこいいねもちろん、はるもいつにも増してかっこいいよ」
「ほんと!ありがと。あはっ、はるっちがブーブー言う前にりっくんが先読みしてる」
「あおじゃなくて俺は、って言おうとしたのに……でもありがとう、これからも璃斗の隣に相応しい俺でいるね」
相変わらず、あおは僕とどうこうなろうと言う気はないのに、はるが嫉妬している。
僕ははるのことが好きなのにね?気持ちはわからないでもないけど。
「さ、行くって決めたお店行こ。あおの欲しいコスメなんてすぐ無くなっちゃうかもだし」
「確かに!行こ行こ、無くなってないといいな〜」
「俺コスメとかあまりよくわからないな……」
「僕がちゃんと教えてあげる、はる素材がいいからちょっと気を使ってあげるだけでもっとかっこよくなりそう」
人混みの中、僕たちの関係性なんてなんとも思ってないってわかっているのでいつものように”かっこいい”と言う。
はるはまだ慣れないのか、少し耳が赤くなっている。
「も〜、すぐイチャイチャするんだから。わかるよ、はるっちがかっこいいのは」
「ふふ、照れちゃうの可愛いでしょ?」
「可愛いのは璃斗だよ……」
そういって手を繋がれる。
隣り合ってるだけでも嬉しいのに、手を繋いでくれた。嬉しい……
「すぐ誰かを虜にさせちゃうんだから」
「僕はそんなつもりないけど?はる一筋だよ」
「りっくんまた罪深くなっちゃったか〜」
相変わらずナンパは無くならない。
でも、はるが居るから最近ははるに守ってもらえる。
普段はわんこだけど、こう言う時はさながら番犬だ。
「僕、素で二人と遊べてすごく嬉しい」
「も〜急にどうしたの、俺も嬉しいよ」
「俺も。どうした?」
「いえ、改めて逃げずに二人に話せてよかったなって……」
思わず二人にそう告げる__
「可愛すぎる、これからもそばに居させてね!」
「ほんとに今すぐ帰りたい……」
人目を憚らず二人は僕を抱きしめる。
本当に二人に話せてよかった。
これから簡単ではない問題も増えてくるだろう。でも、どんなことがあってもはるがいれば乗り越えられるし、あおがいれば頑張れる。
でも今は、そんな先のことよりも二人との買い物を楽しもうと思う。
fin.
朝から張り切ってメイクし、おしゃれをしてきた。
二人と、素で関わるようになってから初めての休日だ。
「璃斗」
待ち合わせ場所で待っていると、名前を呼ばれた。見なくてもわかる、すごく愛しい人だ。
「はる」
声の方へ振り向き、彼の名前を呼ぶ。
彼もおしゃれをしてて、いつもよりも大人びた雰囲気だ。
「すごく可愛い……今からでも帰りたいくらい」
「んもう……そんなことしたらあおと遊べないでしょ」
「そーだそーだ!俺にもギャルりっくん堪能させて!」
はるからの執着の片鱗をひらり、とかわしつつあおと遊びたいと言うと、ちょうど着いたらしいあおから援護射撃が来た。
「え〜めちゃかわ……メイクすると本当にどっちかわかんないね?」
「ありがと〜。よく言われる、あおもかっこいいねもちろん、はるもいつにも増してかっこいいよ」
「ほんと!ありがと。あはっ、はるっちがブーブー言う前にりっくんが先読みしてる」
「あおじゃなくて俺は、って言おうとしたのに……でもありがとう、これからも璃斗の隣に相応しい俺でいるね」
相変わらず、あおは僕とどうこうなろうと言う気はないのに、はるが嫉妬している。
僕ははるのことが好きなのにね?気持ちはわからないでもないけど。
「さ、行くって決めたお店行こ。あおの欲しいコスメなんてすぐ無くなっちゃうかもだし」
「確かに!行こ行こ、無くなってないといいな〜」
「俺コスメとかあまりよくわからないな……」
「僕がちゃんと教えてあげる、はる素材がいいからちょっと気を使ってあげるだけでもっとかっこよくなりそう」
人混みの中、僕たちの関係性なんてなんとも思ってないってわかっているのでいつものように”かっこいい”と言う。
はるはまだ慣れないのか、少し耳が赤くなっている。
「も〜、すぐイチャイチャするんだから。わかるよ、はるっちがかっこいいのは」
「ふふ、照れちゃうの可愛いでしょ?」
「可愛いのは璃斗だよ……」
そういって手を繋がれる。
隣り合ってるだけでも嬉しいのに、手を繋いでくれた。嬉しい……
「すぐ誰かを虜にさせちゃうんだから」
「僕はそんなつもりないけど?はる一筋だよ」
「りっくんまた罪深くなっちゃったか〜」
相変わらずナンパは無くならない。
でも、はるが居るから最近ははるに守ってもらえる。
普段はわんこだけど、こう言う時はさながら番犬だ。
「僕、素で二人と遊べてすごく嬉しい」
「も〜急にどうしたの、俺も嬉しいよ」
「俺も。どうした?」
「いえ、改めて逃げずに二人に話せてよかったなって……」
思わず二人にそう告げる__
「可愛すぎる、これからもそばに居させてね!」
「ほんとに今すぐ帰りたい……」
人目を憚らず二人は僕を抱きしめる。
本当に二人に話せてよかった。
これから簡単ではない問題も増えてくるだろう。でも、どんなことがあってもはるがいれば乗り越えられるし、あおがいれば頑張れる。
でも今は、そんな先のことよりも二人との買い物を楽しもうと思う。
fin.
