たわいのない会話をしつつ、お昼ご飯を食べすすめ三人で揃って「ごちそうさまでした」と、手を合わせた。
飲み物を飲んだりしつつお腹を休め、三人でお風呂を食べることになった理由の遊ぶ予定の話になった。
「二人とも何したいとかってある〜?」
「したい事ですか……お二人と思い出が作れればどこでも嬉しいですね」
「え!はるっち今の聞いた?!デレだよこれ!!!」
「聞いてたよ、ありがたい限りだね」
二人は僕の子を何だと思ってるんでしょうか?
僕とて、仲のいい人と遊べるのは嬉しいし、楽しい。いろんな事をして思い出をたくさん作りたいって思うのは当然のことだろう。
「じゃぁ、お二人は三人で遊ぶのは嬉しくないと?」
「ちょ、りっくんそう言ってない!!嬉しいよ!!」
「ごめんね、俺もせっかく仲良くなったんだから二人と思い出いっぱい作りたい」
「ふふ、気持ちが同じようで何よりです」
あおはまだしも、はるの趣味がわからないのでどこを選択肢に入れていいのかが分からない。
しっかり話すようになってから、今日で二日目。
(勉強会の時にでも、趣味とか好きなものとか聞いとけばよかったかな……)
好きな人の趣味と、好きなものを何一つも知らないなんてすごく悲しい。
「はるは趣味とか、好きなものって何ですか?」
「趣味か……おしゃれとか、本を読むことかな。好きなものは、動物。特に小動物とか好きかな……二人は?」
「はいは〜い、俺はメイクと音楽聴くこと。好きなものは美容用品!」
「あの……絶対に笑わない、って言ってくれるのなら教えます」
あまり、この手の話を教室でした事がなかったので、周りが会話しつつ聞き耳を立てているのは承知の上で趣味を明かそうと思う。
僕の見た目にそぐわない趣味や好みなのは承知だが、好きな人に話すんだったら飾り立てた僕ではなく、本当の僕を知ってほしい。
「うん、絶対笑わない」
「笑うわけないでしょ、むしろ笑ったり悪く言う奴いたら俺がなんか言ったげる」
「ふふ、ありがとうございます。趣味は、可愛いものを集めることとショッピングです。好きなものは……可愛いものです……」
何だか話してて恥ずかしくなってきて、すす〜__と視線を逸らす。
その時ちょうど、あおと視線が合う。
「そっかぁ……可愛いもの好きかぁ、ギャップすごいかも。ぬいぐるみとかも好き?」
「は、はい……実は昨日も、キャラじゃないかなと思って隠すためにお二人に待ってもらってたんです」
そう言いもじもじしてると、あおに抱きしめられる。
え、なんで抱きしめられてるんでしょうか。
「あの、あお……??」
「いやいじらしいな、って思って……」
「いや、その、ここ教室……」
「友情のハグだからいーの、ではるっちはどうなの?」
「昨日、部屋おしゃれだなぁって印象があったし、璃斗の雰囲気的にギャップがあっていいと思う。俺も可愛い物は結構好きだよ」
まさか、これを聞かせるためにあおは、はるに話を振ったのだろうか?
好きな人から、ギャップがあるからいいと言われた上に、可愛い物好きって言われた……
(もしかしたら、本当を打ち分けてもいいのかもしれない……)
「ほんとですか……?それならよかったです」
「じゃぁ、なんか可愛いものが売ってる場所三人で行こっか、コスメ買うのも付き合って〜」
「うん、もちろん。俺は雑貨とか見たいかも」
「僕は文房具とかも見たいです」
「よし、じゃぁそれで行こう!日にちとか集合時間はグループですり合わせよっか」
話が終わる頃には、もう少しでお昼休みも終わるという時間になりつつあった。
仲良くなって、一緒にご飯を食べたり、一緒に遊ぶようになるなんて少し前まで思わなかったな。
「そろそろお時間大丈夫ですかね……?」
「そういえば、もうそんな時間か。二人とも同じ選択だよね?いいな」
「ふふ、どうせ帰り同じ方向なんですからいいじゃないですか」
「え!あのりっくんが勉強会以外で一緒に帰ってくれるの?!」
言われてみれば、あまり勉強会以外であおと帰ることは少なかったかもしれない。
はると仲良くなって、あおに全てを打ち明けてから、自分の考えや心持ちが変わって少し呼吸が楽になった気がする。
「好きなものとか話して少し気持ちの持ち用が変わったんですよ、いいでしょ僕もお二人と話してたいんです」
「最近りっくんのデレ多くて辛い……持ち帰りたい」
そんなガチトーンで言わないでほしい、怖いから。
冗談ですよね……?冗談って言ってほしい。
「碧維それはダメだよ、俺が愛でるんだから。威嚇してた子猫がやっと懐いてくれた気分ってこんな感じなんだね?」
「あ〜、言いたいことはわかる。じゃぁ仲良く愛でよ。抜け駆けは許さないよ」
「何なんですか二人して子猫とか……あと僕は愛でられる趣味はないです。対等でいたいので」
誰かこの二人を止めてほしい……けどこんな状況が楽しい、なんて思っている自分もいる。
もうちょっと、歩み寄ってみようかな。
◇◇◇ ◇◇◇
あの後、少し会話してからそれぞれの選択授業の教室へと移動するために解散した。
選択授業も特に問題もなく終わり、放課後の時間が近づいてきた。
今日の朝やっていた仕事が球技大会に関するものだから、きっとこのHRでお知らせをするのだろう。
はるは何を選ぶのだろうか?最近までテスト以外ではるを意識した事がなかったから、スポーツは何ができるのか知らない。
僕は僕で、軽めのやつでいいかと毎回適当に選んでいる。
「んじゃ、HR始めんぞ〜」
「起立、気をつけ……礼。よろしくお願いします」
「お願いしま〜す」
「お願いします!!」
「特にお知らせはない、と言いたいところだが今年の球技大会の日にちが決まった」
やはり、球技大会に関してか。
クラT着るの楽しみなんだよな……誰がデザインに立候補するんだろ?
「クラス委員長である巴がリストを作ってくれた、明日球技大会のチーム分けに関する時間を設けようと思う。今年もクラスTシャツを作る、デザインしてみたいとかあるやつは考えてみてくれ俺からは以上だ。」
「起立、気をつけ……礼。ありがとうございました」
「ありがとうございました!」
「あざっした〜」
スクールバッグに引き出しの物を入れていく。
あおに「HR終わった」と連絡を入れていると、はるがこちらへ近づいてくる。
「お疲れ様です、はる」
「璃斗もお疲れ、碧維に連絡してた?」
「そうです、既読つかないので多分僕たちが向こうのクラスに行ったほうがいいかもですね……」
「おっけ〜、璃斗が準備終わったなら行こっか」
「あとこれだけなので少しお待ちを……」
最後に筆箱をバッグに入れて、これで帰りの準備が終わった。
(先に行ってるとかじゃなくて、待っててくれるのすごく優しいな……)
ちょっとしたことでも心臓がおかしくなりそうで、恋って恐ろしい。
「終わりました、あおの教室の方へ行きましょうか」
「うん、行こっか」
二人並んで教室を出る。
教室前でたむろしてた生徒や、部活に移動するため、帰路に着くために廊下を歩いていた人たちの視線が全てこちらへ向く。
はるへ向けた視線だろうか?それとも、最近噂になった僕たちへの視線だろうか。
「何だか、いつも以上に視線を感じますね?」
「あはは、そうだね多分僕たちが一緒にいるからだと思うよ」
「じゃぁ、はるの友達面して歩きますね」
「あはっ、璃斗ってやっぱその悪戯っ子っぽい方が素だったりする?」
「そうって言ったらどうしますか?」
「いいと思うよ、猫見たくて可愛い」
か、かわ……本当に素に近いのに可愛いって言われた……
てか猫ってなんだ……??僕ってそんな猫みたいなんだろうか。
「あおも猫って言いますけど、そんな猫っぽですか?」
「ツンツンしてるところとか、懐に入れた人にはデレるのとか猫っぽいよ」
「む、そうですかね……」
「うん、お堅い人なのかなって思ったけど、俺とか碧維といると雰囲気柔らかくなるなってのもわかった」
「うっ……そんな堅かったですか?そう感じたなら変えてくれたのは貴方とあおですよ」
二人きりだとこんなにも心臓がバクバクするのに、自分が相手からどう見えているのかを知れて嬉しくもある。
もう少し素を出してみてもいいんでしょうか……
(あお、僕はもっと望んでみてもいいでしょうか?)
飲み物を飲んだりしつつお腹を休め、三人でお風呂を食べることになった理由の遊ぶ予定の話になった。
「二人とも何したいとかってある〜?」
「したい事ですか……お二人と思い出が作れればどこでも嬉しいですね」
「え!はるっち今の聞いた?!デレだよこれ!!!」
「聞いてたよ、ありがたい限りだね」
二人は僕の子を何だと思ってるんでしょうか?
僕とて、仲のいい人と遊べるのは嬉しいし、楽しい。いろんな事をして思い出をたくさん作りたいって思うのは当然のことだろう。
「じゃぁ、お二人は三人で遊ぶのは嬉しくないと?」
「ちょ、りっくんそう言ってない!!嬉しいよ!!」
「ごめんね、俺もせっかく仲良くなったんだから二人と思い出いっぱい作りたい」
「ふふ、気持ちが同じようで何よりです」
あおはまだしも、はるの趣味がわからないのでどこを選択肢に入れていいのかが分からない。
しっかり話すようになってから、今日で二日目。
(勉強会の時にでも、趣味とか好きなものとか聞いとけばよかったかな……)
好きな人の趣味と、好きなものを何一つも知らないなんてすごく悲しい。
「はるは趣味とか、好きなものって何ですか?」
「趣味か……おしゃれとか、本を読むことかな。好きなものは、動物。特に小動物とか好きかな……二人は?」
「はいは〜い、俺はメイクと音楽聴くこと。好きなものは美容用品!」
「あの……絶対に笑わない、って言ってくれるのなら教えます」
あまり、この手の話を教室でした事がなかったので、周りが会話しつつ聞き耳を立てているのは承知の上で趣味を明かそうと思う。
僕の見た目にそぐわない趣味や好みなのは承知だが、好きな人に話すんだったら飾り立てた僕ではなく、本当の僕を知ってほしい。
「うん、絶対笑わない」
「笑うわけないでしょ、むしろ笑ったり悪く言う奴いたら俺がなんか言ったげる」
「ふふ、ありがとうございます。趣味は、可愛いものを集めることとショッピングです。好きなものは……可愛いものです……」
何だか話してて恥ずかしくなってきて、すす〜__と視線を逸らす。
その時ちょうど、あおと視線が合う。
「そっかぁ……可愛いもの好きかぁ、ギャップすごいかも。ぬいぐるみとかも好き?」
「は、はい……実は昨日も、キャラじゃないかなと思って隠すためにお二人に待ってもらってたんです」
そう言いもじもじしてると、あおに抱きしめられる。
え、なんで抱きしめられてるんでしょうか。
「あの、あお……??」
「いやいじらしいな、って思って……」
「いや、その、ここ教室……」
「友情のハグだからいーの、ではるっちはどうなの?」
「昨日、部屋おしゃれだなぁって印象があったし、璃斗の雰囲気的にギャップがあっていいと思う。俺も可愛い物は結構好きだよ」
まさか、これを聞かせるためにあおは、はるに話を振ったのだろうか?
好きな人から、ギャップがあるからいいと言われた上に、可愛い物好きって言われた……
(もしかしたら、本当を打ち分けてもいいのかもしれない……)
「ほんとですか……?それならよかったです」
「じゃぁ、なんか可愛いものが売ってる場所三人で行こっか、コスメ買うのも付き合って〜」
「うん、もちろん。俺は雑貨とか見たいかも」
「僕は文房具とかも見たいです」
「よし、じゃぁそれで行こう!日にちとか集合時間はグループですり合わせよっか」
話が終わる頃には、もう少しでお昼休みも終わるという時間になりつつあった。
仲良くなって、一緒にご飯を食べたり、一緒に遊ぶようになるなんて少し前まで思わなかったな。
「そろそろお時間大丈夫ですかね……?」
「そういえば、もうそんな時間か。二人とも同じ選択だよね?いいな」
「ふふ、どうせ帰り同じ方向なんですからいいじゃないですか」
「え!あのりっくんが勉強会以外で一緒に帰ってくれるの?!」
言われてみれば、あまり勉強会以外であおと帰ることは少なかったかもしれない。
はると仲良くなって、あおに全てを打ち明けてから、自分の考えや心持ちが変わって少し呼吸が楽になった気がする。
「好きなものとか話して少し気持ちの持ち用が変わったんですよ、いいでしょ僕もお二人と話してたいんです」
「最近りっくんのデレ多くて辛い……持ち帰りたい」
そんなガチトーンで言わないでほしい、怖いから。
冗談ですよね……?冗談って言ってほしい。
「碧維それはダメだよ、俺が愛でるんだから。威嚇してた子猫がやっと懐いてくれた気分ってこんな感じなんだね?」
「あ〜、言いたいことはわかる。じゃぁ仲良く愛でよ。抜け駆けは許さないよ」
「何なんですか二人して子猫とか……あと僕は愛でられる趣味はないです。対等でいたいので」
誰かこの二人を止めてほしい……けどこんな状況が楽しい、なんて思っている自分もいる。
もうちょっと、歩み寄ってみようかな。
◇◇◇ ◇◇◇
あの後、少し会話してからそれぞれの選択授業の教室へと移動するために解散した。
選択授業も特に問題もなく終わり、放課後の時間が近づいてきた。
今日の朝やっていた仕事が球技大会に関するものだから、きっとこのHRでお知らせをするのだろう。
はるは何を選ぶのだろうか?最近までテスト以外ではるを意識した事がなかったから、スポーツは何ができるのか知らない。
僕は僕で、軽めのやつでいいかと毎回適当に選んでいる。
「んじゃ、HR始めんぞ〜」
「起立、気をつけ……礼。よろしくお願いします」
「お願いしま〜す」
「お願いします!!」
「特にお知らせはない、と言いたいところだが今年の球技大会の日にちが決まった」
やはり、球技大会に関してか。
クラT着るの楽しみなんだよな……誰がデザインに立候補するんだろ?
「クラス委員長である巴がリストを作ってくれた、明日球技大会のチーム分けに関する時間を設けようと思う。今年もクラスTシャツを作る、デザインしてみたいとかあるやつは考えてみてくれ俺からは以上だ。」
「起立、気をつけ……礼。ありがとうございました」
「ありがとうございました!」
「あざっした〜」
スクールバッグに引き出しの物を入れていく。
あおに「HR終わった」と連絡を入れていると、はるがこちらへ近づいてくる。
「お疲れ様です、はる」
「璃斗もお疲れ、碧維に連絡してた?」
「そうです、既読つかないので多分僕たちが向こうのクラスに行ったほうがいいかもですね……」
「おっけ〜、璃斗が準備終わったなら行こっか」
「あとこれだけなので少しお待ちを……」
最後に筆箱をバッグに入れて、これで帰りの準備が終わった。
(先に行ってるとかじゃなくて、待っててくれるのすごく優しいな……)
ちょっとしたことでも心臓がおかしくなりそうで、恋って恐ろしい。
「終わりました、あおの教室の方へ行きましょうか」
「うん、行こっか」
二人並んで教室を出る。
教室前でたむろしてた生徒や、部活に移動するため、帰路に着くために廊下を歩いていた人たちの視線が全てこちらへ向く。
はるへ向けた視線だろうか?それとも、最近噂になった僕たちへの視線だろうか。
「何だか、いつも以上に視線を感じますね?」
「あはは、そうだね多分僕たちが一緒にいるからだと思うよ」
「じゃぁ、はるの友達面して歩きますね」
「あはっ、璃斗ってやっぱその悪戯っ子っぽい方が素だったりする?」
「そうって言ったらどうしますか?」
「いいと思うよ、猫見たくて可愛い」
か、かわ……本当に素に近いのに可愛いって言われた……
てか猫ってなんだ……??僕ってそんな猫みたいなんだろうか。
「あおも猫って言いますけど、そんな猫っぽですか?」
「ツンツンしてるところとか、懐に入れた人にはデレるのとか猫っぽいよ」
「む、そうですかね……」
「うん、お堅い人なのかなって思ったけど、俺とか碧維といると雰囲気柔らかくなるなってのもわかった」
「うっ……そんな堅かったですか?そう感じたなら変えてくれたのは貴方とあおですよ」
二人きりだとこんなにも心臓がバクバクするのに、自分が相手からどう見えているのかを知れて嬉しくもある。
もう少し素を出してみてもいいんでしょうか……
(あお、僕はもっと望んでみてもいいでしょうか?)
