冷えた夏は静かな浅を見る


8時2分
何もせず、外を眺める
時計の針が周り切るまで
ずっとここで外をみる。


8時13分。あと7分で遅刻扱いになるため
だんだん人が増えてくる

冷夏(れいか)おは〜 」

「 おはよ 」

「 てか今日の課題やばかったべ 」

「 それな? 笑 」

8時24分
友達と中身のない会話を続ける

中身がない=つまらない
そう思われそうだけど
意外と楽しい。


キーンコーンカーンコーン

ガラララ

8時27分。チャイムがなってから数分
先生が扉を開けてはいってくる。


今 立ち上がり誰かと話しているクラスメイト達に

『 早く座れと 』口早に注意し
ホームルームを始める


友達との中身のない会話よりも
ホームルームのほうがつまらなくて
また、ずっと外を眺めはじめる

先生はなにか話しているが内容は二の次。

いや、二の次なんてものじゃない
言葉の矢印が右から左へと
爆速バイク並の早さで突っ切るほどには
何も聞いていない。


テストだるいな
ねむすぎ
話つまんねぇよ


口は動かさないけど、心の口はお喋りで
ぽけっとしながら文句を垂れ流す

その姿はまるで

私、関係ありません けど?
と言わんばかりの顔、らしい
誠に不名誉だ
悶々と不名誉を与えられた理由を考える
そんな中
私の意識を引き戻す言葉が飛び込んできた。


 

「 あと、皆さんに大切なお話です。
静乃(しずの)さんが転校しました」
 

先生の声に乗った事実

 
あぁ、当たって欲しくなかった
私は預言なんか出来ないのに。
ほんとに預言者になっちゃうじゃん

そんなの、ダメだよ