参加費よりキャンセル代が高いからという理由で、夏風邪を引いた親戚の子の代わりにサマーキャンプに参加する羽目になった。知らない土地で初対面の子供達との集団行動が憂鬱すぎて、大人の目を盗んでヒッチハイクしてでも帰ろうかと本気で悩んだくらいである。
親戚の子は男子で、当然彼が入るはずだった班も女子は自分一人。不本意のキャンプは思っていたより楽しかった。班の子達は初日から皆親切で、仲間外れしないし、ふざけたり仕事を押し付けようとしてくる他の班の男子や、自分と同じく強制サマーキャンプだったのか常にイライラしている大人から守ってくれた。
同校の男子もこんな子達ばかりなら、私を含めた女子は毎日楽しい気分で学校に行けるのに。
最終日の夕方、キャンプの裏にある祠にその土地で採れた野菜と夕食作りの時に作った団子、願い事(また皆と会いたいな)を書いた紙を供えた。
チュンチュンと鳥が囀る声で意識が浮上する。
「起きろ、父さん達が迎えに来たぞ」
班長に肩を揺すられた。帰りはバスで駅まで送ってくれるんじゃなかったっけと疑問に思いつつも荷物を片付けてロッジから出る。
「帰るぞ」
「うん」
家はすぐそこなのに、手を引いてくれるお兄ちゃんが大好きだ。
親戚の子は男子で、当然彼が入るはずだった班も女子は自分一人。不本意のキャンプは思っていたより楽しかった。班の子達は初日から皆親切で、仲間外れしないし、ふざけたり仕事を押し付けようとしてくる他の班の男子や、自分と同じく強制サマーキャンプだったのか常にイライラしている大人から守ってくれた。
同校の男子もこんな子達ばかりなら、私を含めた女子は毎日楽しい気分で学校に行けるのに。
最終日の夕方、キャンプの裏にある祠にその土地で採れた野菜と夕食作りの時に作った団子、願い事(また皆と会いたいな)を書いた紙を供えた。
チュンチュンと鳥が囀る声で意識が浮上する。
「起きろ、父さん達が迎えに来たぞ」
班長に肩を揺すられた。帰りはバスで駅まで送ってくれるんじゃなかったっけと疑問に思いつつも荷物を片付けてロッジから出る。
「帰るぞ」
「うん」
家はすぐそこなのに、手を引いてくれるお兄ちゃんが大好きだ。



