僕が恋した瞬間は甘いラズベリーのように


「それは、ある高校生のお話」



「よぉー!小林!一緒に帰ろーぜ!」
そう声をかけてきたのは高校の同級生 加藤舜斗
ハキハキしてて俗に言う陽キャだ、

「はいはい、今日はどっか寄る?」

俺は加藤にそうつぶやき、下駄箱へ向かった。
入学して2ヶ月経つがやっぱりまだ校舎の構造を理解できない、色々な方向に廊下が繋がっている、

「あれ〜、下駄箱どっちだっけ、忘れちった!」
ケラケラ笑いながら話す彼はふと手元にあったスマホを見て呟いた。
「うわやっべ!母さんから鬼メール来てんじゃん、」
どうやら塾をサボって学校にいたらしい、道理で俺が部活終わってもあいつがまだ学校にいたわけだ。
「えぇ〜、どうするの?」
めんどくさそーにかえす。