向かった先は、屋上だった。 本鈴が鳴り響く中、私は施錠もされていないその扉を勢いよく開ける。 飛び込んだ先は硬いコンクリートの上で、私はそこに足から落下した。 「っ!!」 ビリッとした痛みが、一瞬脳天まで突き上げる。 見なくても、両ひざが擦りむけたことが分かった。 しかし私は、正座のような姿勢で両手をコンクリートの上につけ、虚ろな目で宙を見た。