――「まじスッキリしたよね〜!!」 しかし教室の前に行くと、わずかに開いた扉の隙間から甲高い声がした。 聞き覚えのあるその声に眉を寄せ、隙間から中を覗く。 ……やっぱり。 そこには結愛と莉愛がいた。 結愛が思いきり伸びをしながらそう言うと、莉愛もニヤニヤしながら「分かる〜!」と相槌を打った。 なんの話をしているのか分からない。 でも、イヤホンを取らないと私だけの世界で『命に嫌われている』を聴けないし。 そう思って、扉に手をかけようとする。