命の祈り



全てが決定しそうになり、あわてて両親を止める。

「お見舞いなんて行けないから」

「なんでよ」

キョトンとした顔になるお母さん。

「今日は日直なの。日誌書かなきゃいけないし、遅くなるから」

嘘ではない。

しかしお父さんは、「なんだそういうことか」とのんきに言い放った。

「少しくらい遅くなったっていいだろう。祈里だって叶羽ちゃんのこと、心配だったろう?日誌くらい他の友達にお願いして、代わりに書かせることだってできるし」

「そうよ祈里。じゃあ、お願いね」