命の祈り



それから帰りのホームルームが終わると、私は真っ先に席から立ち上がった。

リュックを背負い、大股で教室から出る。

背中で泣き声や視線を感じつつ、足を止めずに昇降口へ。

そして素早く靴を履き替えて外へ出ると……私は、すぐそばにある木のベンチに座った。

2年間この学校に通っていながら、初めて座ったベンチ。

そよ風のせいで頬にまとわりついた髪の毛を耳にかけ、ポケットから取り出したスマホを操作する