「神楽さん!それに、荒木さんたち……」
瞬間、後ろから声がした。
振り向く。
そこには、少し汗をかいている米田先生が立っていた。
横には、見慣れない中年の女性がいる。
米田先生は、私を探していたのか姿を見るなりホッとした表情を浮かべた。
そして、結愛と莉愛に視線を向ける。
「荒木さんたち、今から神楽さんと話があるの。話は終わったかしら?行っていい?」
「ダメに決まってるじゃないですか!今、叶羽のこと聞いてたのに!」
莉愛が放った『叶羽』という言葉に、米田先生が分かりやすくビクッと肩を震わせた。
隣にいる女性は、なぜか目を伏せる。
「その反応!やっぱりおかしい!」
確信を得た表情で結愛が声を上げる。
