命の祈り



「……遅れました」

それだけ言って、私は自席に座った。

ふと視線を感じて振り向くと、近くの席である結愛と莉愛がなにか言いたげに私を見ていた。

たまに遅刻をするあの2人からすれば説教がない私への意味が分からないという感情か、はたまた叶羽のことについてなにか勘づかれたか。

どちらにしてもめんどうなことになりそうだと、私は心の中でため息をつく。