――それから仁科先生たちは叶羽が搬送された病院、私は学校へ行った。 頭から血を流して倒れている叶羽の光景に嫌悪感で鳥肌が立ちながらも、教室へ入る。 案の定、2限目の最中だった。 今まで無遅刻無欠席だった私に、一斉に視線が集まる。 それらを無視して足を動かすと、仁科先生の代わりに授業をしていた副担の若い女の先生――米田(よねだ)先生と目が合った。 叶羽の状況や、私が彼女の第二発見者だということなども分かっているのだろう。 怒られない代わりに、同情とも悲しみともつかない表情を向けられる。