「……叶羽?」 この子が、叶羽だと。 間違いない。 よく見れば制服は私が着ているものと同じだし、目を瞑っていても昨日会った幼なじみを私が見間違えるはずがない。 「かの、は」 なにかに吸い寄せられるよう、綺麗だった茶色の髪の毛に触れた。 「……っ」 ソレは固まった粘土のように硬く、私は心臓が跳ねてバッと手を離しす。 アスファルトに広がった血もなんとなく固まりかけているように見えるが、髪についた血はもう硬い。