ところで、僕は、ちょっと気持ち悪いことに気が付いてしまった。もしも、君が、ウェイバックマシンに残されていた猫部のブログを読んでいるならば、君も気が付いているかもしれない。
ウェイバックマシンの猫部の記事からは、写真データが消えてしまっている。サーバーが消失しているから当然だ。しかし、ごく一部の記事の写真は奇跡的に残っている。
それを見ていて……僕は気が付いてしまったんだ。今日、僕は、かつて部室棟として使われていた場所に向かってみた。そこで異様に人懐っこい野良猫に出会った。その野良猫を写真に撮影したのが、これだ。

4月7日の記事に載っていた「ブーちゃん」の写真と、見比べてみてほしい。茶トラ白の毛並み、そして人懐っこい性格。……そっくりだなんてレベルじゃない。これ、どう見ても「ブーちゃん」そのものではないか?

しかもだ。僕が「ブーちゃん」と呼ぶと、毛繕いをやめて、こちらに近寄ってきた。
僕は、背筋に冷たいものが走るのを感じながら、ブログ内に写真が残っていた合計8匹の猫を、この広大なキャンパス内で必死に探した。
結果は最悪だった。その8匹すべてに「そっくりな猫」を、僕は大学内で見つけてしまったんだ。
20年だぞ!?
猫の中にはそれくらい生きる個体もいるかもしれない。しかし、ここは、冬の寒さや夏の酷暑が厳しく、カラスなどの天敵もいる、お世辞にも環境が良いとはいえない大学のキャンパスだ。なぜ、ブーちゃんたちが当時の姿のまま、今も生きている?
いや、もしかしたらブーちゃんたちの子孫、よく似た子供なのかもしれないと一瞬は思った。
だけど、4月4日の記事を思い出してほしい。猫部は「不幸な猫が増えないように」と、猫に「去勢手術」を確実に実施していたはずなんだ。子孫なんて、残せるわけがない。
ここで、君に聞きたい。
うちの大学には、2008年当時と変わらず、今も相変わらず100匹くらいの猫がキャンパス内に点在している。
しかし、君はこれまでに、この大学内で猫の死体を見たことはあるか? あるいは、子猫の姿を見たことはあるか?
僕はない。
これだけたくさんの野生に近い環境で猫が暮らしているなら、普通ならば4年間の学生生活の中で、一回くらいは事故や病気で死んだ猫の遺体を見ていないとおかしいのではないだろうか?
変なことをいうと……この大学の猫たちは、20年前から一匹も死んでいないし、一匹も入れ替わっていないんじゃないか?
大学という空間は、たった4年間で人々が入れ替わっていく。だから、僕たちが、その異常性に気が付いていないだけで
ウェイバックマシンの猫部の記事からは、写真データが消えてしまっている。サーバーが消失しているから当然だ。しかし、ごく一部の記事の写真は奇跡的に残っている。
それを見ていて……僕は気が付いてしまったんだ。今日、僕は、かつて部室棟として使われていた場所に向かってみた。そこで異様に人懐っこい野良猫に出会った。その野良猫を写真に撮影したのが、これだ。

4月7日の記事に載っていた「ブーちゃん」の写真と、見比べてみてほしい。茶トラ白の毛並み、そして人懐っこい性格。……そっくりだなんてレベルじゃない。これ、どう見ても「ブーちゃん」そのものではないか?

しかもだ。僕が「ブーちゃん」と呼ぶと、毛繕いをやめて、こちらに近寄ってきた。
僕は、背筋に冷たいものが走るのを感じながら、ブログ内に写真が残っていた合計8匹の猫を、この広大なキャンパス内で必死に探した。
結果は最悪だった。その8匹すべてに「そっくりな猫」を、僕は大学内で見つけてしまったんだ。
20年だぞ!?
猫の中にはそれくらい生きる個体もいるかもしれない。しかし、ここは、冬の寒さや夏の酷暑が厳しく、カラスなどの天敵もいる、お世辞にも環境が良いとはいえない大学のキャンパスだ。なぜ、ブーちゃんたちが当時の姿のまま、今も生きている?
いや、もしかしたらブーちゃんたちの子孫、よく似た子供なのかもしれないと一瞬は思った。
だけど、4月4日の記事を思い出してほしい。猫部は「不幸な猫が増えないように」と、猫に「去勢手術」を確実に実施していたはずなんだ。子孫なんて、残せるわけがない。
ここで、君に聞きたい。
うちの大学には、2008年当時と変わらず、今も相変わらず100匹くらいの猫がキャンパス内に点在している。
しかし、君はこれまでに、この大学内で猫の死体を見たことはあるか? あるいは、子猫の姿を見たことはあるか?
僕はない。
これだけたくさんの野生に近い環境で猫が暮らしているなら、普通ならば4年間の学生生活の中で、一回くらいは事故や病気で死んだ猫の遺体を見ていないとおかしいのではないだろうか?
変なことをいうと……この大学の猫たちは、20年前から一匹も死んでいないし、一匹も入れ替わっていないんじゃないか?
大学という空間は、たった4年間で人々が入れ替わっていく。だから、僕たちが、その異常性に気が付いていないだけで



