・
・【13 最期】
・
次の日のトップニュースで僕と大和は愕然としてしまった。
なんとナツキがあの空き地で死んでいたというニュースが流れたのだ。
着衣に乱れが無いため、事件性は薄いが不可解といった情報がテレビから流れていた。
僕と大和は近くにいた知り合いとして事情聴取を受けたが、バレることはなかったけども、研究室の命令により、とりあえず自宅待機になった大和は思いつめたような表情をしていた。
大和が苦しんでいることに胸が苦しい。でも同時にホッとしてしまっている自分もいる。大和はあんな胸が張り裂けそうな面持ちなのに、僕は解放された喜びがあるのだ。
そうだ、僕はあの時、本当は、本当にナツキに死んでほしかったんだ。
大和は気付いていたのかもしれない、でも死ぬことには気付かなかったのかもしれない。
でも僕はこの培養された思い出を見ていた人間として分かる。あれを致死量浴びたら死ぬって。
大和は死ぬまでいかないと思っていたのかもしれない。だから僕は大和を騙したことと同義だ。それへの自己嫌悪はある。でもそれ以上に嬉しくて嬉しくてしょうがないのだ。
午後二時頃だろうか、僕はいつも通りに授業の動画を見て、大和はじっと壁のほうを見ていた時に、チャイムが鳴り、僕がすぐに立ち上がって来客モニターを見に行くと、白髪の老人が映し出された。
一体誰だろうと思っていると、いつの間にか僕の後ろに立っていた大和が震えながらこう言った。
「教授……」
大和は生唾を飲み込むと、覚悟を決めたような顔をし、マンションへの出入りを許可するボタンを押した。
数分後、多分大和の研究室の教授がやって来て、床で胡坐をかいている大和に向かってこう言った。
「赤黒い培養菌のシャーレを耳元に置き、死んだところでシャーレを持って帰っただろう」
実際は若干違うけども、大和は、
「そうです」
と答えると、教授は大和の前にしゃがみ込み、ビックリするほど優しい笑顔でこう言った。
「いいんだ、研究者はそのくらいのほうがいい」
と言って、大和の頭をポンポンした。
教授は続ける。
「むしろあのナツキという人間は完全に気が触れていた。これでいいんだ」
そこから教授は警察にも言わないという約束をしてくれた。研究室としては大和を失うほうが大きい、と。
そこから数日、大和はずっと浮かない面持ちだったけども、僕は感謝だけを言い続け、ついに大和にも笑顔が戻ってきた。
最終的にはナツキが悪かったんだということが共通認識となり、また楽しく生活し始めたわけだけども、赤黒い培養菌を放った場所から雑草が生えなくなっていて、どんどん空き地全体に”ハゲ”の部分が広がっていっているような気がする。
培養菌は十数分で死ぬという話だけども、実は生きていて、急に突然変異して、このままパンデミックになってしまったら、とか一瞬思った刹那、急に視界が歪み、まるで培養された思い出の中にいる感覚になった。
濃い赤黒いモヤに囲まれた空間にいつの間にか立っている僕。
これは絶対に危険だ、と思ったところで、目の前になんと死んだはずのナツキが出現したのだ!
服装はあの時のままなんだけども、身体の一部一部がモザイク状になっていて、まるで動画を加工されているよう。
でも間違いなく、僕の目の前にいるし、これは早く目覚めないと、と思っていると、ナツキが機械の音声のようにエフェクト掛かった声で喋り始めた。
「何でアタシのことを殺したの? アタシは泰我くんの彼女じゃないの?」
口元にはモザイクがあるので、本当に口から音が発せられているのかは不明だが、ナツキの言葉が耳に届く。というより、脳に直接鳴っているような感覚かもしれない。
僕は刺激し過ぎないように、でもちゃんと答えないと、と思って、
「彼女ではないよ、一度も彼女を容認したつもりは無いんだ、ゴメンなさい」
「そんなわけないじゃん、キスもしたじゃん、身体も触ってあげたし、男の子って身体を女子から触られると嬉しいんでしょ?」
「そ、そんなことないよ、好きな人じゃないと、全然、その、良くはないよ」
「男の子は肉欲に脳が支配されているのに。そう教えてもらったから、みんなみんなそうだって、教えてくれたから」
「人それぞれ、なんじゃ、ないかなぁ?」
おそるおそる声を出してしまっていることが自分でもよく分かる。
対するナツキは饒舌に喋り続ける。
「呼吸を奪い合うような距離でキスし続けたじゃん? 気持ち良かったんでしょ? だから一緒にいたんでしょ?」
「そんなことないよ、本当に怖かったんだ。抵抗したら、その、噛まれるかもと、思っていたし」
「したって甘噛みくらいじゃん、女子からの痛みは至福なんでしょ?」
「だからそれは教えてくれた人の主観であって、僕は違うんだ。僕は対等の関係が良かったんだ」
「じゃあ対等じゃん、女子は本来男の子から攻撃される存在で、そんなアタシが泰我を痛めつけたらちょうど対等じゃないの?」
「そんなわけないでしょ……だって僕は一度もナツキを痛めつけたことないじゃないか……」
「痛めつけられた! ずっと訳分かんない男子たちと一緒にいて! アタシとずっと一緒にいてほしかったのに!」
「それは精神的なソレだし、その、ナツキの一方的な感情じゃない、かな……?」
このままじゃ埒が明かない。
というかどうせこれは現実じゃない。
腕力ならもう僕のほうが上だと思って、ナツキの首を絞めて殺そうと思い、一気に近付いて、首を掴むと、ナツキは潤んだ瞳で、
「大和にした通りに首を絞めて殺すの?」
と、僕が過去の培養された思い出内でやっていたことを何故か言ってきて、僕は躊躇してしまった。その瞬間にナツキの右腕が長い鞭になったので、急いで離れたんだけども、僕の脇腹にナツキの鞭が当たって、激痛が走った。
それでも距離をとって、様子を見ているが、ナツキはずっと眼を鋭くして、強く鞭をむやみやたらに振るってきていて近付けない。
すると、空間から突然大和が出現してきて、
「道端で倒れている泰我に近付いたら、なんだここは」
と言いながら、僕のほうを見ながら近付いてきた。
僕はナツキのほうを指差して、大和もそちらを見たところで、ノータイムでナツキは大和に襲い掛かり、ダッシュで近付きながら鞭をぶんぶん振るってきて、僕は無我夢中で大和をかばった。
多分首元が裂傷したと思うんだけども、不思議と痛みは無く、段々眠くなってきた。大和の叫ぶ声と、ナツキの泣き叫ぶ声が遠くに聞こえている。あぁ、僕、よく分からないけども寝るんだなぁ、と思い、眠りについた。
・
・
・
気付いたらまた病室のベッドにいたんだけども、並んでいるイスに大和はいなくて、大和の教授とお医者さんがいた。
お医者さんが、
「これで最期ですね」
と言うと、大和の教授は僕の枕元にあった培養菌が入ったシャーレを橙色の液体が入った透明な袋に入れてきっちり締めると、そのシャーレが入った袋をトンカチで叩いて、目の前でそのシャーレを割り、中の培養菌は多分死滅していった。
お医者さんは溜息交じりに、
「オーバーテクノロジーでしたね」
と言い、教授は静かに頷いた。
僕は全てを見届けてから、
「大和はどこですか、最期って大和はどうだったんですか?」
と聞くと、教授が、
「大和はここにはいない」
と答えて、僕は大和が死んだんだと思い、その場で涙がボロボロと出てきた。
全て全て自分が悪かった。
大和を巻き込んでしまったせいで、って……そのせいで、と思ったところで教授が僕の肩を叩いてこう言った。
「あぁ、死んだわけではないよ、言い方が悪かったね」
僕は目を一生懸命こすりながら、教授のほうを見ると、教授は優しい笑顔でこう言った。
「今は刑務所にいて、そろそろ出所じゃないか」
そこから僕は教授とお医者さんから大和の話を聞いた。
一応情緒酌量もあり、一年くらいで出所するという話だ。模範囚でもあり。
ナツキの父親である警視総監は思ったより干渉してこなかったという話だ。
一切厳罰を求めてこないところに、きっと何かあったんだろうということを周りは察せた、と。
もしかしたらナツキが”男の子は〇〇と教えられた”って父親から教えられたのかもしれない、直接父親じゃなくてもその関係者から。だからナツキの父親にも何らかの負い目があり。まあこのあたりは僕が心の中で思った妄想だけども。
また、僕は一年くらい寝ていたらしい。またしても、だ。
それを言われた時に僕は即座に「あれは僕と大和の共犯で」と説明すると、教授からは「その話を警察にする必要は無い。全て大和が被ったからだ」と。
さらに「大和の刑務所生活を無駄にするようなことを言わないように」と釘を差されてしまった。
僕は病院でリハビリしてから、大和とのシェアハウスの家へ鍵を持って行くと、もう大和がいて、
「培養菌は全部死滅したから大丈夫」
という話と共に、今までの経緯を全て聞いた。
僕は大和に大きな借りがあり、それは返さないとと思っているけども、大和は相変わらず優しいので、それに甘えてしまう部分もあって。
大和は相変わらず大学の研究室で働いているけども、決して給料は多くない。
だから今は僕がそれなりに良い会社に入って支えている。
やっと少しは僕も役に立てているかなと思っている。
ふと大和がこう言った。
「一生一緒に、泰我といたいな」
僕は何だか含みのある言い方に感じたけども、それは僕も本当にそう思っているので、
「うん、勿論だよ、大和」
と答えた。夕焼けはやけに赤黒かったけども。
・【13 最期】
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次の日のトップニュースで僕と大和は愕然としてしまった。
なんとナツキがあの空き地で死んでいたというニュースが流れたのだ。
着衣に乱れが無いため、事件性は薄いが不可解といった情報がテレビから流れていた。
僕と大和は近くにいた知り合いとして事情聴取を受けたが、バレることはなかったけども、研究室の命令により、とりあえず自宅待機になった大和は思いつめたような表情をしていた。
大和が苦しんでいることに胸が苦しい。でも同時にホッとしてしまっている自分もいる。大和はあんな胸が張り裂けそうな面持ちなのに、僕は解放された喜びがあるのだ。
そうだ、僕はあの時、本当は、本当にナツキに死んでほしかったんだ。
大和は気付いていたのかもしれない、でも死ぬことには気付かなかったのかもしれない。
でも僕はこの培養された思い出を見ていた人間として分かる。あれを致死量浴びたら死ぬって。
大和は死ぬまでいかないと思っていたのかもしれない。だから僕は大和を騙したことと同義だ。それへの自己嫌悪はある。でもそれ以上に嬉しくて嬉しくてしょうがないのだ。
午後二時頃だろうか、僕はいつも通りに授業の動画を見て、大和はじっと壁のほうを見ていた時に、チャイムが鳴り、僕がすぐに立ち上がって来客モニターを見に行くと、白髪の老人が映し出された。
一体誰だろうと思っていると、いつの間にか僕の後ろに立っていた大和が震えながらこう言った。
「教授……」
大和は生唾を飲み込むと、覚悟を決めたような顔をし、マンションへの出入りを許可するボタンを押した。
数分後、多分大和の研究室の教授がやって来て、床で胡坐をかいている大和に向かってこう言った。
「赤黒い培養菌のシャーレを耳元に置き、死んだところでシャーレを持って帰っただろう」
実際は若干違うけども、大和は、
「そうです」
と答えると、教授は大和の前にしゃがみ込み、ビックリするほど優しい笑顔でこう言った。
「いいんだ、研究者はそのくらいのほうがいい」
と言って、大和の頭をポンポンした。
教授は続ける。
「むしろあのナツキという人間は完全に気が触れていた。これでいいんだ」
そこから教授は警察にも言わないという約束をしてくれた。研究室としては大和を失うほうが大きい、と。
そこから数日、大和はずっと浮かない面持ちだったけども、僕は感謝だけを言い続け、ついに大和にも笑顔が戻ってきた。
最終的にはナツキが悪かったんだということが共通認識となり、また楽しく生活し始めたわけだけども、赤黒い培養菌を放った場所から雑草が生えなくなっていて、どんどん空き地全体に”ハゲ”の部分が広がっていっているような気がする。
培養菌は十数分で死ぬという話だけども、実は生きていて、急に突然変異して、このままパンデミックになってしまったら、とか一瞬思った刹那、急に視界が歪み、まるで培養された思い出の中にいる感覚になった。
濃い赤黒いモヤに囲まれた空間にいつの間にか立っている僕。
これは絶対に危険だ、と思ったところで、目の前になんと死んだはずのナツキが出現したのだ!
服装はあの時のままなんだけども、身体の一部一部がモザイク状になっていて、まるで動画を加工されているよう。
でも間違いなく、僕の目の前にいるし、これは早く目覚めないと、と思っていると、ナツキが機械の音声のようにエフェクト掛かった声で喋り始めた。
「何でアタシのことを殺したの? アタシは泰我くんの彼女じゃないの?」
口元にはモザイクがあるので、本当に口から音が発せられているのかは不明だが、ナツキの言葉が耳に届く。というより、脳に直接鳴っているような感覚かもしれない。
僕は刺激し過ぎないように、でもちゃんと答えないと、と思って、
「彼女ではないよ、一度も彼女を容認したつもりは無いんだ、ゴメンなさい」
「そんなわけないじゃん、キスもしたじゃん、身体も触ってあげたし、男の子って身体を女子から触られると嬉しいんでしょ?」
「そ、そんなことないよ、好きな人じゃないと、全然、その、良くはないよ」
「男の子は肉欲に脳が支配されているのに。そう教えてもらったから、みんなみんなそうだって、教えてくれたから」
「人それぞれ、なんじゃ、ないかなぁ?」
おそるおそる声を出してしまっていることが自分でもよく分かる。
対するナツキは饒舌に喋り続ける。
「呼吸を奪い合うような距離でキスし続けたじゃん? 気持ち良かったんでしょ? だから一緒にいたんでしょ?」
「そんなことないよ、本当に怖かったんだ。抵抗したら、その、噛まれるかもと、思っていたし」
「したって甘噛みくらいじゃん、女子からの痛みは至福なんでしょ?」
「だからそれは教えてくれた人の主観であって、僕は違うんだ。僕は対等の関係が良かったんだ」
「じゃあ対等じゃん、女子は本来男の子から攻撃される存在で、そんなアタシが泰我を痛めつけたらちょうど対等じゃないの?」
「そんなわけないでしょ……だって僕は一度もナツキを痛めつけたことないじゃないか……」
「痛めつけられた! ずっと訳分かんない男子たちと一緒にいて! アタシとずっと一緒にいてほしかったのに!」
「それは精神的なソレだし、その、ナツキの一方的な感情じゃない、かな……?」
このままじゃ埒が明かない。
というかどうせこれは現実じゃない。
腕力ならもう僕のほうが上だと思って、ナツキの首を絞めて殺そうと思い、一気に近付いて、首を掴むと、ナツキは潤んだ瞳で、
「大和にした通りに首を絞めて殺すの?」
と、僕が過去の培養された思い出内でやっていたことを何故か言ってきて、僕は躊躇してしまった。その瞬間にナツキの右腕が長い鞭になったので、急いで離れたんだけども、僕の脇腹にナツキの鞭が当たって、激痛が走った。
それでも距離をとって、様子を見ているが、ナツキはずっと眼を鋭くして、強く鞭をむやみやたらに振るってきていて近付けない。
すると、空間から突然大和が出現してきて、
「道端で倒れている泰我に近付いたら、なんだここは」
と言いながら、僕のほうを見ながら近付いてきた。
僕はナツキのほうを指差して、大和もそちらを見たところで、ノータイムでナツキは大和に襲い掛かり、ダッシュで近付きながら鞭をぶんぶん振るってきて、僕は無我夢中で大和をかばった。
多分首元が裂傷したと思うんだけども、不思議と痛みは無く、段々眠くなってきた。大和の叫ぶ声と、ナツキの泣き叫ぶ声が遠くに聞こえている。あぁ、僕、よく分からないけども寝るんだなぁ、と思い、眠りについた。
・
・
・
気付いたらまた病室のベッドにいたんだけども、並んでいるイスに大和はいなくて、大和の教授とお医者さんがいた。
お医者さんが、
「これで最期ですね」
と言うと、大和の教授は僕の枕元にあった培養菌が入ったシャーレを橙色の液体が入った透明な袋に入れてきっちり締めると、そのシャーレが入った袋をトンカチで叩いて、目の前でそのシャーレを割り、中の培養菌は多分死滅していった。
お医者さんは溜息交じりに、
「オーバーテクノロジーでしたね」
と言い、教授は静かに頷いた。
僕は全てを見届けてから、
「大和はどこですか、最期って大和はどうだったんですか?」
と聞くと、教授が、
「大和はここにはいない」
と答えて、僕は大和が死んだんだと思い、その場で涙がボロボロと出てきた。
全て全て自分が悪かった。
大和を巻き込んでしまったせいで、って……そのせいで、と思ったところで教授が僕の肩を叩いてこう言った。
「あぁ、死んだわけではないよ、言い方が悪かったね」
僕は目を一生懸命こすりながら、教授のほうを見ると、教授は優しい笑顔でこう言った。
「今は刑務所にいて、そろそろ出所じゃないか」
そこから僕は教授とお医者さんから大和の話を聞いた。
一応情緒酌量もあり、一年くらいで出所するという話だ。模範囚でもあり。
ナツキの父親である警視総監は思ったより干渉してこなかったという話だ。
一切厳罰を求めてこないところに、きっと何かあったんだろうということを周りは察せた、と。
もしかしたらナツキが”男の子は〇〇と教えられた”って父親から教えられたのかもしれない、直接父親じゃなくてもその関係者から。だからナツキの父親にも何らかの負い目があり。まあこのあたりは僕が心の中で思った妄想だけども。
また、僕は一年くらい寝ていたらしい。またしても、だ。
それを言われた時に僕は即座に「あれは僕と大和の共犯で」と説明すると、教授からは「その話を警察にする必要は無い。全て大和が被ったからだ」と。
さらに「大和の刑務所生活を無駄にするようなことを言わないように」と釘を差されてしまった。
僕は病院でリハビリしてから、大和とのシェアハウスの家へ鍵を持って行くと、もう大和がいて、
「培養菌は全部死滅したから大丈夫」
という話と共に、今までの経緯を全て聞いた。
僕は大和に大きな借りがあり、それは返さないとと思っているけども、大和は相変わらず優しいので、それに甘えてしまう部分もあって。
大和は相変わらず大学の研究室で働いているけども、決して給料は多くない。
だから今は僕がそれなりに良い会社に入って支えている。
やっと少しは僕も役に立てているかなと思っている。
ふと大和がこう言った。
「一生一緒に、泰我といたいな」
僕は何だか含みのある言い方に感じたけども、それは僕も本当にそう思っているので、
「うん、勿論だよ、大和」
と答えた。夕焼けはやけに赤黒かったけども。



