その話を聞いた夜は、雪がずっと降り続けていた。ときおりドサッ、ドサッと屋根から雪が落ちてくる音がするたびに心臓が高鳴った。僕は自分の部屋で寝ていたが、Kの話を思い出すと、怖くて眠れない。照明をつけて眠ろうとしても、父や母が照明を消しにやってくる。仕方な僕は布団を顔までかけて無理やりにでも眠ろうとした。
部屋のすぐ外はベニヤ板で父がつくった小屋が接しているのだが、その小屋を叩く音が聞こえる。
「ドン!、ドン!、ドン!」
雪が屋根から落下してくる音ではない。確かに誰かが小屋のドアを叩いている。そのうえ、「ザクッ、ザクッ、ザクッ」っと雪が積もった大地を踏みしめる音。雪が降るなかで夜の十時頃。しかも人の敷地に誰が歩くだろうか。
部屋のすぐ外はベニヤ板で父がつくった小屋が接しているのだが、その小屋を叩く音が聞こえる。
「ドン!、ドン!、ドン!」
雪が屋根から落下してくる音ではない。確かに誰かが小屋のドアを叩いている。そのうえ、「ザクッ、ザクッ、ザクッ」っと雪が積もった大地を踏みしめる音。雪が降るなかで夜の十時頃。しかも人の敷地に誰が歩くだろうか。

