それは数日前のこと。
上司に呼び出された凛花。
そして、案内されたのが応接室だった。
一体どうして自分が応接室へ連れてこられたのか
分からないと思いながらも長椅子に座り
『後少ししたら、お客様が来るから』と上司に言われ
待ち続ければ、応接室からお客様が一人やってきた。
そのお客様が東風谷凪斗だったのだ。
最初は、驚きを隠せなかった凛花だったが、主人である舞花を呼び出したのだから何か言いに来たのだろうか。と察した。
軽く会釈して、先にある椅子に座る凪斗。
「お前が舞花の専属召使いか?」
「…はい。」
「やはりか。」
「あの…私に一体どういった御用が…」
そう言うと、凪斗は単刀直入にこう言った。
舞花を自分の花嫁にする。と
そして、専属召使いである自分も舞花と一緒に
来て欲しいとのことだった。
最初、舞花が東風谷の御当主の花嫁になると聞いた時は驚いたが、なんとなく理解はした。
舞花は自分以外には隠してはいるが、人型の武神を生み出せるほどの力を持っている。
花嫁にしたいと思うのは当然だが
舞花は自由に生きるということを目指していたのに
花嫁になることで自由に生きるという未来が遠ざかっていくのではないかと凛花は心配した。
それを見抜いたのか凪斗は『大丈夫だ。』と言い
「東風谷に迎え入れたら、ある程度は舞花のやりたいようにさせる。危険なことに突っ込んでいくこと以外は俺は止めはしない。」
そう言われほっとして胸を撫で下ろす凛花。
「それでどうだ?
こちらを辞めて東風谷に来ないか?」
そう言われ凛花は躊躇うことなく
「私、行きます。東風谷家の方に。」
迷うのではないかと考えていた凪斗だったが
躊躇うことなく答えた凛花に驚いた。
「即答だな。」
「私の主人はこの世でたった一人、舞花様だけです。
舞花様が生きている間は一生舞花様にお仕えします。
あのお方が、幼い頃からずっとそう誓っていたんです。」
凛花には強い決意が瞳から宿っていた。
凪斗はその凛花の表情を見て頷いた。
「そうか。分かった。」
それからはあっという間だった。
東風谷の召使いになることの書類への印と
退職届出の印を書いた。
「ふむ。よくできている。」
東風谷の書類は凪斗が預かり
もう一枚の書類は凛花が持つよう命じられた。
「数日後、準備が整い次第またこちらに来る。
お前は、来た時にその届出を出すように。」
「かしこまりました。」
そう言って、出ていった凪斗が
数日後やってきた時、凛花は届出を出して
____今に至った。
上司に呼び出された凛花。
そして、案内されたのが応接室だった。
一体どうして自分が応接室へ連れてこられたのか
分からないと思いながらも長椅子に座り
『後少ししたら、お客様が来るから』と上司に言われ
待ち続ければ、応接室からお客様が一人やってきた。
そのお客様が東風谷凪斗だったのだ。
最初は、驚きを隠せなかった凛花だったが、主人である舞花を呼び出したのだから何か言いに来たのだろうか。と察した。
軽く会釈して、先にある椅子に座る凪斗。
「お前が舞花の専属召使いか?」
「…はい。」
「やはりか。」
「あの…私に一体どういった御用が…」
そう言うと、凪斗は単刀直入にこう言った。
舞花を自分の花嫁にする。と
そして、専属召使いである自分も舞花と一緒に
来て欲しいとのことだった。
最初、舞花が東風谷の御当主の花嫁になると聞いた時は驚いたが、なんとなく理解はした。
舞花は自分以外には隠してはいるが、人型の武神を生み出せるほどの力を持っている。
花嫁にしたいと思うのは当然だが
舞花は自由に生きるということを目指していたのに
花嫁になることで自由に生きるという未来が遠ざかっていくのではないかと凛花は心配した。
それを見抜いたのか凪斗は『大丈夫だ。』と言い
「東風谷に迎え入れたら、ある程度は舞花のやりたいようにさせる。危険なことに突っ込んでいくこと以外は俺は止めはしない。」
そう言われほっとして胸を撫で下ろす凛花。
「それでどうだ?
こちらを辞めて東風谷に来ないか?」
そう言われ凛花は躊躇うことなく
「私、行きます。東風谷家の方に。」
迷うのではないかと考えていた凪斗だったが
躊躇うことなく答えた凛花に驚いた。
「即答だな。」
「私の主人はこの世でたった一人、舞花様だけです。
舞花様が生きている間は一生舞花様にお仕えします。
あのお方が、幼い頃からずっとそう誓っていたんです。」
凛花には強い決意が瞳から宿っていた。
凪斗はその凛花の表情を見て頷いた。
「そうか。分かった。」
それからはあっという間だった。
東風谷の召使いになることの書類への印と
退職届出の印を書いた。
「ふむ。よくできている。」
東風谷の書類は凪斗が預かり
もう一枚の書類は凛花が持つよう命じられた。
「数日後、準備が整い次第またこちらに来る。
お前は、来た時にその届出を出すように。」
「かしこまりました。」
そう言って、出ていった凪斗が
数日後やってきた時、凛花は届出を出して
____今に至った。
