愛のある方へ

「やってみて、違ったらまた考えればいい」

本当は、人生なんてそれくらいでいいのだと思う。
けれど今の若者たちは、何かを始める前から考えすぎてしまう。失敗したらどうしよう。仕事にならなかったらどうしよう。周りから変だと思われないだろうか。もっと安定した道を選んだほうがいいのではないか。
そうやって、まだ何も起きていないうちから、やりたい気持ちを諦める理由ばかり探してしまう。

今は、少し先の未来まで簡単に調べられる。どれくらい稼げるのか。成功する確率はどのくらいか。どんな苦労が待っているのか。現実を知ることは大切だけれど、現実を見すぎることで、夢を見る力まで失わなくていい。
したいことが「普通」から外れていても、それだけで間違いになるわけではない。みんなと同じ道を歩けば安心できるかもしれないけれど、その道が自分にとって幸せな道だとは限らない。

人生の正解は、始める前にはわからない。向いているかどうかも、続けたいと思えるかどうかも、実際にやってみなければわからないことのほうが多い。
だから、興味を持ったなら少しだけ近づいてみればいい。うまくいかなければ、やめてもいい。思っていたものと違えば、別の道を選び直してもいい。一度選んだものを、最後まで正解にし続ける必要はない。
遠回りに見えた時間も、あとから何かにつながることがある。たとえ何にもつながらなかったとしても、自分の気持ちに従って生きた時間まで無駄になるわけではない。

一度きりの人生を、効率や世間の目だけで決めなくていい。
もっと気軽に夢を見ていい。
もっと自分の好奇心を信じていい。
やってみて、違ったらまた考えればいい。
人生は、何度でも選び直していいんだから。