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《衝撃!! 都市伝説〜赤いアルバムと古い姿見〜 赤いアルバム編》
 読者の皆さんは最近話題の都市伝説「赤いアルバム」と「古い姿見」をご存じだろうか? ほとんどの都市伝説の場合、実際に体験した人がいない、または実際に起きたわけでない噂話のようなものであるが、本件はどちらも目撃及び被害にあった当事者が複数人いる。これらの都市伝説の真実とは――。
 ◎赤いアルバム◎
 真っ赤な布張りのアルバムは神出鬼没! これまでに日本各地での目撃談が寄せられている。その規則性はなく、予測不可能だ。次はあなたの街に現れるかもしれない。縦横約30センチメートルの正方形で、古いものだが状態はよいようだ。テープや剥がした跡、日付のメモなどはあるものの、肝心の写真は1枚も入っていないといわれている。
 しかし、複数回見ると話は変わってくる。2回以上目にした場合、最後のページに恐るべき写真が出現するというのだ。編集部と筆者は、その謎を明らかにすべく取材を行った。
 お話を伺ったのは、都内の大学に通うW・Yさん。彼女はなんと、3回も赤いアルバムと遭遇している。1回目は、自宅の最寄り駅のトイレだったそうだ。巷で囁かれているとおり、写真は1枚もなく、メモの書き込みは確認したという。2回目は、友達の付き合いで行った都内のアンティークショップ。値札がついていないアルバムを手に取ったところ、中には1回目に見たものと同じ書き込みがあったため同一のアルバムだとわかった。
 このとき、アルバムの最後に1枚の写真を確認している。写っている人の年齢や性別は異なるものの、木に囲まれた寺や神社の参道のような場所での集合写真で、最前列中央に非常に美しい少女が座っていた印象が強いようだ。真顔でまっすぐ前を見据えていて、目が合ったように感じたとWさんは語る。
 その後、集合写真が撮影された場所に酷似したところを深夜に歩き続け、立ち止まると謎の少女の声に「止まるな」と命じられて歩き続けるほかない、といった内容の悪夢を見るようになり、頻繁に体調を崩すようになってしまった。日常生活に支障が出たため、近所のクリニックに相談したところ、心療内科に紹介状を出してもらえた。3回目の遭遇は、いよいよその初診にかかるという日だった。それは驚くべき場所にあった。なんと自宅マンションの駐車場に駐めてあったWさんご本人の自転車の前カゴに入っていたのだ。そして彼女は、再び集合写真を見てしまった。2回目には全員の顔がはっきりと写っている傷や汚れのない写真だったものの、このときには最前列中央の少女以外の人物の顔部分に、焦がしたような穴が空き、少女は満面の笑みを浮かべていたそうだ。
 このときパニックに陥ったWさんは、大通りに飛び出して交通事故に遭ってしまった。取材当時、事故からおよそ1ヶ月が経過しているにもかかわらず入院中であった。また、その際にも彼女は赤いアルバムと写真の少女を強く恐れているようだった。Wさんの一刻も早い回復を心より祈りたい。

※筆者行方不明につきお蔵入り。掲載厳禁。  井上