扉︰記録

さおりさんとの会話⑥
「例えばだ、扉の奥にはひとつの空間だ。しかし見えないだけで多重な空間だ。沢山の人がいる。扉をくぐると変わる。別の自分に。別に、別に」
「どうだどうだ、見えたよな見えたよな。あーー、囚われているよな。あーー」
「まるでバカだ。」
「あーー。あーー。」