名前だけでも忘れてください

2024/10/12

どうもこんにちわ、makiです!
本日はなんと!憧れの今夜も金縛りさん、通称やもしばさんの漫才ライブを見るため、都内の××劇場に行ってきました!

週一回から多い時で三回、××劇場で漫才をやってらっしゃるやもしばさん。バイト禁止・小遣い少なめの高校生やってる私には、生の現場を見に行くのは夢のまた夢だったのですよ~。東京に行くだけでも一大事!頑張ってお年玉貯金しましたとも~。

・・・ええとですね、でも、結論から言うと、ちょっと苦い思い出になりました。最後の方に書いてますが、不思議な体験をしちゃいまして・・・。長くなりますが、最後まで読んでくださると嬉しいです。

朝から電車とバスを乗り継いで、お昼過ぎには都内に到着!相変わらず人がたっくさんいて、異次元に来た気分。右を見ても左を見ても人、人、人・・・しかも目につくものすべてがとってもカラフル。一人で来たのは初めてだから、めちゃくちゃ心細くて。やっぱお母さんについて来てもらえばよかったかな、とか・・・。でも、やもしばさんに会うために頑張りましたよ!

っていうか、荷物が多くて多くて。何かあった時のために、お母さんが色々持たせてくれたってのもあるんですけど。あの、アイドルのライブでよく見るデコったうちわとかあるじゃないですか。あれ、持っていっていいかな?と思って。こっち見て♡って書いたうちわ、やもしばさんが出てきたら出したくて・・・サイトの注意書きにも特に何も書いてなかったから、いいかなと思って。
でも書いてないからってOKってわけじゃないんですね。芸人界隈に入ってまだ日が浅くて、分かってないことがいっぱいあってすみません。この件は色々あったので、後で詳しく書きたいと思います。あと持って行ったのは、ネットで買ったやもしばさんの公式グッズとか。ちっちゃい二人が書かれたキーホルダー、すっごく可愛いですよね。ファンの皆さん持っていると思いますが。劇場に行ったら、お二人のグッズが色々あってそれも最高でした!全部欲しかったけど、お金の都合で泣く泣くクリアファイルだけにしました・・・。

それで、駅についてから、お昼ご飯を食べて・・・本当はオシャレなお店で食べようと調べてたんですけど、いざ入ろうとしたら緊張しちゃって。結局群馬にもあるハンバーガーショップに入りました。でも都内のお店だといつもとはちょっと味も違っていたと思います。たぶん。
それからすぐに劇場に向かいました。すぐって言っても、マップ見ながらちょっと迷っちゃいましたけど。着いたのは14時くらい。開場は15時45分なんで、ちょーっと早い。
実はですね。入り待ちっていうのをやってみたくて。えへへ。

ええ、分かってますよ。公式で禁止されてますよね!でもでも、SNSでの呟きを見たら結構やってる人がいるっぽくて・・・???
どうやら推奨はされてないけど、周りに迷惑を掛けないならまあ・・・OKかな?って感じらしいですね。(追記:やっちゃダメみたいですね。コメントで教えてくれた方々、ありがとうございます!界隈のこと、勉強します・・・またやらかした時は叱ってください(涙))

××劇場の、裏口?みたいなところ。最初、いるのは私一人でした。もしかしたらやもしばさんが来るかも!と思ったら、もうドキドキで。会えたらなんて言おうとか、写真撮ってもらいたいなとか、そういうことで頭がいっぱいでした。

だから、その人がいつ私の後ろに立っていたのかはわかりません。気付けばそこにいたんです。
ふと後ろを見た時に、すっごく近いところに女の人が立っていました。ボタンワンピースって言うんですかね、そういうのを着ているんですけど、白い服が薄汚れていて。長い髪もぼさぼさで、なんていうか、正直気味悪いっていうか。でも、ここにいるならきっと私と同じ目的だろうなと思ったんです。じゃあ誰推しだろう?って。そしたら、その人私が鞄につけてるやもしばグッズをじっと見ていて。あ、この人もやもしばさんが推しなんだ。そう思いました。

「あの、やもしばさん好きなんですか?」
ついそう聞いちゃったんです。普段ならそんなことしませんよ。知らない人に話しかけられてもついて行っちゃダメって、昔から親にいっぱい言われてますから。あれ、でもこの場合私が知らない人に話しかけてるんだから、別の話なのかな。まあいいや。
とにかく、東京に来て、しかも憧れの芸人さんにもう少しで会えるってことで、テンションが変になっちゃっていたんだと思います。いつもなら絶対そんなことしませんから。

女の人は、よく見ると二十代くらいな気がしました。ぼさぼさの髪を見た時は、失礼だけどおばあちゃんかな?と思ってしまったんですよ。でも顔が思ったより若くて。
「あの・・・」
って私がもう一度話しかけても、全然答えてくれませんでした。

ただ、その目がゆっくり私の方を見たんです。黒目だけが動く感じって、言ったら伝わりますかね?
で、じっと私を見るんです。そうしたら、だんだん唇の端と端が吊り上がってきて。
あ、笑ってるんだって、遅れて気が付きました。ゆっくりゆっくり笑うから、一瞬全然分かんなかったんです。

その笑顔が、何か見ちゃいけないものだと思えました。ほら、電車に乗って席に座ったら、たまたま隣がずっとぶつぶつ独り言言ってる人だった、みたいな。そういう人の存在、できるだけ無視するじゃないですか。あれです。話掛けちゃいけないタイプの人だったのかも。どう見ても怪しいんだから、話掛ける前に気付かない私が完全にバカなんですけどね。

結局、その人は何も言いませんでした。いづらくなっちゃって、私はその場を離れました。一瞬、着いてこられたらどうしようなんて、そんな考えがよぎったんですけど。振り返ると、その人はまだ裏口の方にいました。やっぱり入り待ちしてるんだな。私がジャマだったのかも。そんなことを思いながら、私はすぐにそこを去りました。

で、その後は気を取り直して近くの喫茶店に行ったり通りをぶらぶらしたり。あ、もちろんやもしばさんがいそうなところを狙ってですよ!ファンの方々がよく言ってる、やもしばさんが打ち合わせで使ってる喫茶店。残念ながら本人には会えなかったけど、いつも二人が使っている空間にいれるなんて最高で!
オバケさんも鷹野上さんもそこのコーヒーが好きってお話だったんで、私も同じものを頼んじゃいました。コーヒー飲めないのに・・・。お砂糖とミルクをたくさん入れてなんとか完食笑。都内に住んでいる人はいつでもこの喫茶店に来れるんだなと思うと、すっごく羨ましくて仕方なかったです。東京の大学に受験して、大学生になったら都内に住もうと真剣に考えてます!それで毎日劇場に通いたい~!

っと、また脱線しちゃった。すみません、全然漫才本番まで行きつかない笑。
えっと、カフェをしばらく堪能したあと、時間になったので劇場に向かいました。もちろん、今度はちゃんと正規の入り口から!もう楽しみで楽しみで、心臓ばっくばく!今回の出演者さんはぜんぶで五組で、やもしばさんは三組目でした。まんなか!重要なポジションですね。さすが今期待の芸人さん。

一組目は、テレビで何度か見たことがあるグレーアスパラガスさん。実際に見るとテレビよりももっと面白くてびっくりしました!
二組目はごめんなさい、知らない人たちでした。多分お父さんやお母さんの世代の人かな?渋くて貫禄がありました。また今度ネットで調べてみます!
で、いよいよ三組目!今夜も金縛りさんの登場です!

私、もう嬉しくて嬉しくて。お二人が舞台に登場した瞬間、泣きそうになっちゃいました。漫才が始まった時はもう、本当に有頂天で。ああ、本当に来て良かった!心からそう思いました。

・・・その時までは。

ここから先、気分を害する人がいたらごめんなさい。やもしばさんの漫才が始まったすぐのことでした。

視界の端に、何か黒いものがちらちら見えたんですね。最初は気にならなかったんですけど、それがあまりも目の端に映るものですから、少しだけそっちを見たんです。

そしたら、いたんです。あの女の人。

私が入り待ちしている時に会った、あの不気味な人です。その人、観覧席の通路に立って、ずっと周りを見ていました。舞台の方じゃなくて、お客さんを、ずっとです。

最初は席を探しているのかなと思ったんですよ。でも、それだと普通はうろうろして椅子の番号を確認したりしますよね?でもその人には一切そういう動作がなくて。ただじっと、観客席を見回しているだけ。

あの人、何をしているんだろう。ちょっと気になったんですけど、そんなことよりやもしばさんの漫才に集中しないじゃないですか。せっかく来たのに、なんのためだよってなっちゃう。だから、女の人のことは視界から外して、舞台上に集中したんです。あの独特な間と、二人の仲良い掛け合いが本当に好きで。

・・・でも、その集中も長くは続かなかったんです。だって、また視界の端にちらちら見えたから。

ちょっとだけそっちを見ると、やっぱりあの女の人です。それも、こっちに少し近付いてきていて・・・。その人、なんだかお客さんの顔を見ながら少しずつ移動しているみたいなんですよね。

私、うわ~と思っちゃいました。スタッフの人、注意しろよって。だってそんなの迷惑行為でしょ。他のお客さんからしたらジャマでしかないし、やもしばさんにとっても迷惑以外の何ものでもないし。

っていうか、普通に怖くないですか?明らかに頭変な人じゃないですか。その人、だんだん近付いてくるんです。お客さんの顔を確認しながら、一人ひとり。

なんだかやもしばさんの声が遠くなったみたいでした。お客さんの笑い声も壁一枚隔てた感じになっちゃって。ただ私が集中してなかったせいなんですけど。でも皆さんだったら気にせずにいられます?

そう考えてるうちに、女の人はもう、私の三つ隣の人を覗き込んでいました。そこで分かったんですけど、その人、何かぶつぶつ言ってるんですよ。何を言っているのかは最後まで聞き取れなかったんですけど、とにかく何かを言って、首を傾げていました。そして、次の人に移る。

もう、本当にいやでいやで。私、その女の人を見ないように、じっと下を見ることにしました。やもしばさんのこと見れないの、最悪だったんですけど。

でも、あの人が前を通り過ぎたら終わる。また漫才を楽しめるようになる。
そう思いながら、ずっと俯いてました。

女の人の、ぼろぼろのスニーカーが、私の前に来ました。
早く通り過ぎろ。早く早く早く。目をぎゅっとつぶって、私はそう唱え続けました。女の人のぶつぶつとした声が、いやでも聞こえます。やもしばさんの声なんて、もう全然で。泣きそうでした。こんなことするために来たんじゃないのに、って。

女の人の声がふっとやみました。あ、よかった。通り過ぎた。
そう思って目を開けると、もうスニーカーはそこになくて。
ほっとしました。ああこれで助かった。

そう思った瞬間。

女の人の首が、落ちてきて。
血走った目が、私の方をじっと見上げていて。

「なんで見るの?」って、聞いてきたんです。

その瞬間、あ、そういう終わり方をしたんだなって、なんかわかっちゃって。

気付いたら、やもしばさんの漫才が終わっていました。拍手の中でお二人が舞台をはけて行きました。首も女の人も、もうどこにもいませんでした。

・・・話がめちゃくちゃでごめんなさい。怖い思いをしたんですけど、でもでも!またやもしばさんの漫才、生でちゃんと見たくてなんで?

またお小遣いをためてなんで挑戦しようと見るの思います!同じ会場になったら、その時はよろしくお願いしますね!

──────────────────────────
※このブログは一年以上更新されていません。