「浄化の薬、本格的に研究することになったよ。完成すれば民間人でも邪気を帯びたあやかしに対応できそうだ」
「まあ!」
優凪は顔を輝かせた。
時雨の研究が進むのが嬉しいし、あやかしが命を落とさずにすむのも嬉しい。
「君が提案したあやかし動物園の企画も通ったよ」
「本当ですか!?」
優凪は驚きと喜びで両手を口に当てる。
「研究所のあやかしを展示して入場料を貰えば飼育費用を補えるし、民間にあやかしの生態を教えることができて一石二鳥だよ」
「ユウナギ、カシコイ!」
「ありがとう、ベニー」
お礼を言われ、ベニーは嬉しそうに頭を振った。
「君の両親なんだけど」
優凪は新たな話に彼を見る。
「事故で亡くなったんだってね。君に入るはずだった慰謝料や遺産を伯父である喜助が横取りしていた」
「遺産は事故処理でなくなったと言われていました」
「それは取り戻せる。女中として働いた給料も請求できるよ」
するよね、と言わんばかりの彼に優凪は頷いた。母が遺したかんざしも取り戻したい。
「遺産は研究所に寄付させてください」
「できないよ。所長のような人間がまた出るのが困るから、自律した運営を目指すために、寄付の脱却を目指すことになった。自分のために使って」
そうは言われても、優凪にはどう使えばいいのかわからない。
「まあ!」
優凪は顔を輝かせた。
時雨の研究が進むのが嬉しいし、あやかしが命を落とさずにすむのも嬉しい。
「君が提案したあやかし動物園の企画も通ったよ」
「本当ですか!?」
優凪は驚きと喜びで両手を口に当てる。
「研究所のあやかしを展示して入場料を貰えば飼育費用を補えるし、民間にあやかしの生態を教えることができて一石二鳥だよ」
「ユウナギ、カシコイ!」
「ありがとう、ベニー」
お礼を言われ、ベニーは嬉しそうに頭を振った。
「君の両親なんだけど」
優凪は新たな話に彼を見る。
「事故で亡くなったんだってね。君に入るはずだった慰謝料や遺産を伯父である喜助が横取りしていた」
「遺産は事故処理でなくなったと言われていました」
「それは取り戻せる。女中として働いた給料も請求できるよ」
するよね、と言わんばかりの彼に優凪は頷いた。母が遺したかんざしも取り戻したい。
「遺産は研究所に寄付させてください」
「できないよ。所長のような人間がまた出るのが困るから、自律した運営を目指すために、寄付の脱却を目指すことになった。自分のために使って」
そうは言われても、優凪にはどう使えばいいのかわからない。



