〜遠山楓理〜
今日はクリスマス!
朝からずっと、なんか世界がキラキラして見える。
だって、私が動く日だもん!
昨日の夜、プレゼントをベッドの上に並べて、どれが一番かわいいか本気で選んだ。サンタ帽かぶってるやつもよかったけど、やっぱり王道かなって思って、ちょっと上目づかいで笑ってるやつにした。あれは正直、破壊力あると思う!ん?なにを渡すのかって?そんなのもちろん私の写真!
透明の袋に入れて、赤いリボンもつけた。
完璧。センス良すぎ。
学校は冬休み前で午前中だけ。廊下もなんとなく浮かれてる感じがする。
私は机に肘つきながら、新田くんが来るのを待った。
……来た!
「おはよー!」
ちょっと大きめの声で呼ぶ。気づかれないわけないけど、ちゃんと振り向いてほしいし!
「お、おう。おはよ」
なんかちょっと戸惑ってる顔。かわいい。
「ねえ、今日クリスマスだよ?」
「知ってるわ」
「だよねー! だからさ、はい、これ!」
私はバッグからプレゼントを取り出して、ぱっと差し出した。リボンが揺れる。いい感じ。
「……え、なに?」
「クリスマスプレゼント!」
「え、まじで? 俺に?」
「他に誰がいるの!」
当たり前じゃん、って顔をして見せる。だって、私からもらえるって相当ラッキーだと思うし。
新田はちょっと周りを見てから、恐る恐る受け取った。
「開けていい?」
「今すぐ!」
ここ重要だから!袋を開けて、中身を見た瞬間、新田の動きが止まった。
「……え?」
「どう? いい写真でしょ!」
つやつやの紙に印刷された、最高にかわいい私。自分で言うけど、本当に盛れてる。
「これ……遠山の写真?」
「うん!」
胸を張る。
「世界に一枚だよ! 超レア!」
「いや、写真なら何枚でもあるだろ」
「同じのはないの!」
私はちょっと身を乗り出す。
「クリスマスだし、特別感大事じゃん? 私の写真とか、普通もらえないよ?」
新田はなんとも言えない顔をしてる。たぶん、照れてる。
「……どうすんの、これ」
「部屋に飾るに決まってるでしょ!」
即答^^当然でしょ!
「机の上とか、ベッドの横とかさ。毎日見れるよ?」
「いや、親に見られたら気まずいわ」
「大丈夫だって! “友だちから”って言えばいいじゃん!」
私はにこっと笑う。完璧なフォロー。新田は写真と私を交互に見る。うん、絶対うれしいやつ。
「ありがと……?」
語尾がちょっと上がってる。動揺してる証拠。
「どういたしまして!」
私は満足してうなずいた。クリスマスに、私の写真をもらう男子。絶対あとでじわじわくるやつ。
「ちゃんと大事にしてよ?」
「……善処します」
「なにそれ!」
笑いながら肩を軽く叩く。教室の窓の外で、冬の光が白く光ってる。なんかもう、イベント成功って感じ!
「じゃ、またあとで感想聞くから!」
「え、感想いんの?」
「いる!」
当たり前。私は自分の席に戻りながら、心の中でガッツポーズした。きっと今ごろ、新田の頭の中は私でいっぱい。
クリスマス、大優勝!
今日はクリスマス!
朝からずっと、なんか世界がキラキラして見える。
だって、私が動く日だもん!
昨日の夜、プレゼントをベッドの上に並べて、どれが一番かわいいか本気で選んだ。サンタ帽かぶってるやつもよかったけど、やっぱり王道かなって思って、ちょっと上目づかいで笑ってるやつにした。あれは正直、破壊力あると思う!ん?なにを渡すのかって?そんなのもちろん私の写真!
透明の袋に入れて、赤いリボンもつけた。
完璧。センス良すぎ。
学校は冬休み前で午前中だけ。廊下もなんとなく浮かれてる感じがする。
私は机に肘つきながら、新田くんが来るのを待った。
……来た!
「おはよー!」
ちょっと大きめの声で呼ぶ。気づかれないわけないけど、ちゃんと振り向いてほしいし!
「お、おう。おはよ」
なんかちょっと戸惑ってる顔。かわいい。
「ねえ、今日クリスマスだよ?」
「知ってるわ」
「だよねー! だからさ、はい、これ!」
私はバッグからプレゼントを取り出して、ぱっと差し出した。リボンが揺れる。いい感じ。
「……え、なに?」
「クリスマスプレゼント!」
「え、まじで? 俺に?」
「他に誰がいるの!」
当たり前じゃん、って顔をして見せる。だって、私からもらえるって相当ラッキーだと思うし。
新田はちょっと周りを見てから、恐る恐る受け取った。
「開けていい?」
「今すぐ!」
ここ重要だから!袋を開けて、中身を見た瞬間、新田の動きが止まった。
「……え?」
「どう? いい写真でしょ!」
つやつやの紙に印刷された、最高にかわいい私。自分で言うけど、本当に盛れてる。
「これ……遠山の写真?」
「うん!」
胸を張る。
「世界に一枚だよ! 超レア!」
「いや、写真なら何枚でもあるだろ」
「同じのはないの!」
私はちょっと身を乗り出す。
「クリスマスだし、特別感大事じゃん? 私の写真とか、普通もらえないよ?」
新田はなんとも言えない顔をしてる。たぶん、照れてる。
「……どうすんの、これ」
「部屋に飾るに決まってるでしょ!」
即答^^当然でしょ!
「机の上とか、ベッドの横とかさ。毎日見れるよ?」
「いや、親に見られたら気まずいわ」
「大丈夫だって! “友だちから”って言えばいいじゃん!」
私はにこっと笑う。完璧なフォロー。新田は写真と私を交互に見る。うん、絶対うれしいやつ。
「ありがと……?」
語尾がちょっと上がってる。動揺してる証拠。
「どういたしまして!」
私は満足してうなずいた。クリスマスに、私の写真をもらう男子。絶対あとでじわじわくるやつ。
「ちゃんと大事にしてよ?」
「……善処します」
「なにそれ!」
笑いながら肩を軽く叩く。教室の窓の外で、冬の光が白く光ってる。なんかもう、イベント成功って感じ!
「じゃ、またあとで感想聞くから!」
「え、感想いんの?」
「いる!」
当たり前。私は自分の席に戻りながら、心の中でガッツポーズした。きっと今ごろ、新田の頭の中は私でいっぱい。
クリスマス、大優勝!
