「――そう言う訳だから。明日1日、花ちゃんは僕のものね」
「えーーーーーーーーーーー!?」
長い長い沈黙の後で、私は叫んだ。
もう何が何だか分からないし、何でこんなことになったのかも分からない。
ただデートと言う単語の意味だけは知っているから、それだけで過剰な反応を見せた。
あわあわと焦りまくる私の肩をずっと寄せて、にこにこ微笑むフェル。
こいつ何言ってんだ? と理解が追い付かず、ぽかんと立ち尽くすカイ。
見つめ合うふたりの静止画の中に、動くおろおろと慌てふためく姿。
長い沈黙の後に、カイが口を開いた。
「は?」
「あれ、聞こえなかった? 明日カイは冥界に戻らなきゃいけないんでしょ? だからその間、花ちゃんは僕がもらうねって言ったんだけど」
にこっと一切の悪気のない笑みを向ける。
「もらうって……。そもそもそいつは俺のリストの人間であって、お前のターゲットじゃないだろう!?」
「でも今のカイは何も出来ないじゃん」
「ゔっ」
痛いところを突かれ、カイが言葉を詰まらせる。その間に、どんどんと話は進められていく。
「と。言う訳で。花ちゃん、何処か行きたいところはある?」
「ひゃっ!? い、いえ。何処、何処もありましぇん……」
急に話題を振られ、答えるものの、言葉に力がない。
とととと、と言うか。
私はいつまで抱き寄せられてるの……!?
一向に離れてくれる気配がない。そればかりかフェルの体の感触がダイレクトに伝わってくるものだから、色んな意味でキャパオーバーになってどうにかなりそうになる。
「僕、人間界のデートコースとかは知らないしなぁ。遊園地? って言う所に行っても、僕の姿は見えないもんなぁ」
うーんと悩んでいたフェルだったが、パッと明るい笑顔を見せる。
「場所は考えておくよ。それでね、花ちゃんに、お願いがあるんだけど」
「おね、お願いですか……?」
フェルのお願いって何……?
とんでもないことを言われそうで、心臓をドキドキさせながらつい身構えてしまう。
「えーーーーーーーーーーー!?」
長い長い沈黙の後で、私は叫んだ。
もう何が何だか分からないし、何でこんなことになったのかも分からない。
ただデートと言う単語の意味だけは知っているから、それだけで過剰な反応を見せた。
あわあわと焦りまくる私の肩をずっと寄せて、にこにこ微笑むフェル。
こいつ何言ってんだ? と理解が追い付かず、ぽかんと立ち尽くすカイ。
見つめ合うふたりの静止画の中に、動くおろおろと慌てふためく姿。
長い沈黙の後に、カイが口を開いた。
「は?」
「あれ、聞こえなかった? 明日カイは冥界に戻らなきゃいけないんでしょ? だからその間、花ちゃんは僕がもらうねって言ったんだけど」
にこっと一切の悪気のない笑みを向ける。
「もらうって……。そもそもそいつは俺のリストの人間であって、お前のターゲットじゃないだろう!?」
「でも今のカイは何も出来ないじゃん」
「ゔっ」
痛いところを突かれ、カイが言葉を詰まらせる。その間に、どんどんと話は進められていく。
「と。言う訳で。花ちゃん、何処か行きたいところはある?」
「ひゃっ!? い、いえ。何処、何処もありましぇん……」
急に話題を振られ、答えるものの、言葉に力がない。
とととと、と言うか。
私はいつまで抱き寄せられてるの……!?
一向に離れてくれる気配がない。そればかりかフェルの体の感触がダイレクトに伝わってくるものだから、色んな意味でキャパオーバーになってどうにかなりそうになる。
「僕、人間界のデートコースとかは知らないしなぁ。遊園地? って言う所に行っても、僕の姿は見えないもんなぁ」
うーんと悩んでいたフェルだったが、パッと明るい笑顔を見せる。
「場所は考えておくよ。それでね、花ちゃんに、お願いがあるんだけど」
「おね、お願いですか……?」
フェルのお願いって何……?
とんでもないことを言われそうで、心臓をドキドキさせながらつい身構えてしまう。

