「じゃあカイは優しい死神だよ。だから怖くない」
「そうかよ」
ぶっきらぼうに答えて、カイは再びタワーの登頂に向かっていく。上を向いた顔は、決してこちらを見ない。そんな横顔を見ながら、私は不思議な嬉しさに、ふふと笑みを湛えた。
――――こうして。トイレの花子さんと呼ばれる、死にたがりの私は。死神のカイ君から死の確約を交わし、いつか先に死ぬことが決まった。
今日じゃなくなったのは、悲しいけど……。
でも。待っていれば、必ず死ねるから。
心の中は喜びでいっぱいだった。その感情が表に出てぐふふと笑ってしまえば、頭上からキモと呟かれるのだった。
「そうかよ」
ぶっきらぼうに答えて、カイは再びタワーの登頂に向かっていく。上を向いた顔は、決してこちらを見ない。そんな横顔を見ながら、私は不思議な嬉しさに、ふふと笑みを湛えた。
――――こうして。トイレの花子さんと呼ばれる、死にたがりの私は。死神のカイ君から死の確約を交わし、いつか先に死ぬことが決まった。
今日じゃなくなったのは、悲しいけど……。
でも。待っていれば、必ず死ねるから。
心の中は喜びでいっぱいだった。その感情が表に出てぐふふと笑ってしまえば、頭上からキモと呟かれるのだった。

