幸の小祠に関連する記録

初瀬山 (さち)小祠(しょうし) ― 由来案内 ―

社伝によれば、今より千年以上も昔、都よりこの地へ移り住んだ高貴な隠者(一説には宮中の祈祷師とも)が、一族の繁栄とこの地の平穏を願い、山中の巨岩に「幸」の一文字を刻み、祠を建立したのが始まりとされています 。

江戸時代中期、長年の風雪により損壊していた祠を地元の篤志家たちが嘆き、周囲を堅牢な岩石で囲うように修復し、現在のような立派な石祠となりました。その際、岩肌に残る「幸」の刻印を、里人たちは「一度失われかけた幸福が、再びこの地へ戻ってきた証」として崇め、今日まで大切に守り伝えています。

※ご注意: 本祠は大変古いものであり、その由来や禁忌は時代と共に失われつつあります。みだりに祠の奥や周囲の岩に触れることは、神域を汚すことになりかねませんのでお控えください。