ヤンキー君は委員長を落としたい

ーーー
まぁそれで今に至るってわけだ。そして今から本題の
告白をするのだ。自分から呼び出して告白するのは初めてだ。でも、緊張なんてものしていない。すぐ告って終わらせて、早く帰ろ。
「なぁ、委員長。俺、実は委員長のことが好きだ。」
俺はそう言って委員長をじっと見つめた。委員長も俺をじっと見つめている。そしてしばらく沈黙が続き、やっと委員長が口を開いた。よし、早く振って終わらせよう
「無理。」
……は?こいつ今俺の告白断ったか?俺はこの時初めて降られたのだ。
「もしかして、私がオッケーするとでも思いました?」
そう言って委員長は俺の顔を覗き込んだ。
「貴方なんて問題児としてしか認識していないのにオッケーするわけないでしょ。それにこれ、罰ゲームなんでしょう?そこでさっきから動画撮ってるの丸見えですよ。」
委員長は蘭童達がこっそり隠して置いたスマホを指差した。くそ、蘭童達もっとまともなとこに隠しとけよ。
「それでは。」
そして、委員長は教室を出ていった。初めて降られた俺は、悔しさのあまり心の中でこう誓った。

あの委員長を絶対に落として見せると。