ゆめこちゃんと遊んだ日

タイトル:
『ゆめこちゃんって女の子の夢を見た②』

投稿者:
カマキリ

投稿日:
2026/01/14

 二日に分けて投稿でスンマセン。
 で、先に警告しておきますわ。こっから先、グロイです。超グロい話になります。このブログって規約緩かったと思うし、あくまで夢の話だからなんとか通ると思うけど……あとで消されてたら笑ってください。
 あ、エロはないぞ、エロは。そういうのは期待すんな。むしろエロのがマシだったかもしんねーレベルの話だから。

 関西のド田舎のK村。
 その村に親の実家なんで里帰り?つーの?いや親の実家に帰っただけだからそうは言わんのか?とにかくばーちゃんの家の掃除もかねて帰った俺なんだけどさ。
 三十日について、ばーちゃん家の大掃除手伝って寝たら、その日のうちに悪夢を見たって話な。
 ゆめこちゃんって女の子の話。多分夢子、って書くんじゃないかな。
 その子は、K村を支えていた二つの家のひとつ、I家っていう家に生まれた長女だった。おかっぱの女の子だった。で、I家は何がなんでも五人子供が必要だったから、ゆめこちゃんのお母さんは頑張ってゆめこちゃん以外にも四人子供を産んだらしい。
 神主さん(もう一つの大きな家であるO家の人?)が、もうすぐやべー災害が起きるから、かもたもつの子が必要だって言われてそうしたんだそうな。かみたもつとは、神を保つと書いて神保。神様を作る力を持つ五人の子供達。それが必要だと言われた、と。はい、これが前回までのざっくりとしたあらすじね。

 夢の中で奥さんと旦那さんは、娘たちの未来を憂いていた。子供達が神保になるのを嫌がってた。神保ってのは神様を作ると言えば聞こえはいいけど、ようは生贄らしいんだ。そりゃあ嫌だろうな。
 旦那さんと奥さんがそう言う話をしている場面を見たあとで、ついにそのシーンがやってきた。旦那さんと奥さんと神主さんが和室で話してる。神主さんがこう言うんだ。

『どうやら、日本の旗色は極めて良くないらしい。このままでは、鬼畜米英がこの国を支配し、我々から全てを奪っていく、と。そうなれば、この村とて例外では済まされないでしょう』

 奥さんはもう倒れそうなくらい顔色が真っ白になっていて、旦那さんに体を支えられてたんだ。

『この国の敗北を避けられるのならば良し。そうでなくても、せめてこの村だけでも滅亡を避けねばなりません。こちらが言いたいことはわかりますね?』
『今がその時だ、と』
『はい。若い御霊が次々と戦場へ赴き、勇敢に戦っておいでなのです。ならば我々とて、全力で立ち向かう努力をせねばなるまい。神保の力で神風が吹けば、日本の勝利と復活は充分に有り得ると考えます』

 ついに、儀式の時が来たって宣言されたみたいだった。
 なんとなくさ、想像はついてたんだよな。もしかしたらこの日本って国には、古くからのやべー因習がいっぱいあったのかもしれないって。特に……世界大戦の時は、そういうやばい神様に縋ってでも日本を勝たせようとした人がいてもおかしくないって。
 もちろん俺も令和に生きる日本の男だし、昔の教育がどんだけズレてたのかはわかってる。次々若者を戦争に送り込んで、戦場で華々しく散るのが正しいみたいな軍事教育は絶対に間違ってたよな。反対する奴、物資の提供に非協力的な奴、ちょっとでも贅沢したと見なされた奴は非国民として袋叩きにされてたみたいだし。
 でも日本人ってのは、同調しやすいもんっていうか、そういう圧力に弱いっていうか。みんながやってるなら自分も足並み揃えないといけない、みたいなところはあったわけだから。仮におかしいと思った人がいても、きっとおかしいだなんて口にする勇気はなかっただろうな。そんな余裕も。

『あの子たちは……長女の夢子でさえ、まだ七つなのです』

 奥さんが泣きながら言ってた。

『まだまだ、遊びたい盛り。やりたいこともたくさんありましょう。勉強だってまだろくにさせてやれていないのです。一番下の娘はまだ乳飲み子でございます。それでも、それでもやらねばなりませんか』
『Iさん。わかってらっしゃるでしょう。最初から、それを覚悟せよと御父上から教えられてきたのではないのですか。あなたはI家の御息女です。I家に生まれた女は婿を取り、必ず最低五人は子供を産むのが決まり。いざという時に、神保の力を使わなければこの村は滅んでしまうのですから。それがこの村を、世界を守る正義だと、嫌になるほど教育されてきたでしょう』
『わかっております。わかっているのです、でも……』
『残念ながら、もう待つ時間はないのです』

 泣いている奥さんににべもなく、神主さんはこう言った。

『次の満月の夜に、儀式を行います』

 ……もうわかってるよな?
 次が儀式の場面だ。超絶胸糞悪いしグロいから、そういうのダメな人はマジでここでブラウザバックしてくれ。

 俺があわあわしてる間に、場面が切り替わってた。満月が照らす……ここはどこかの中庭とかだろうか?
 真っ黒な台座に、女の子が縛り付けられてる。大の字になって、体中が縄で縛られてるんだ。言うまでもない、あれは夢子ちゃんだ。いや、夢子ちゃんだけじゃない。夢子ちゃんの四人の弟と妹も、近くの小さな台座に括りつけられてる。
 俺はそれらの図をほぼ上から見てるってかんじだった。だから、配置がよくわかる。真ん中に夢子ちゃんで、左手近くに長男、右手近くに次女、左足近くに次男、右足近くに次女。次女はまだ赤ちゃんだから性別は見た目でわかんないけど、さっき奥さんが娘って言ってたから女の子なんだろう。
 気になるのは、みんな縛り方が違うってこと。夢子ちゃんは首に縄、腰と胸に縄、さらに両肩、太もも、両手首、両足首とやたらたくさんの箇所を縄でぎちぎちにとめられてる。
 それに対して、他の子たちは両手両足の四か所だけ。夢子ちゃんだけ、数が多いんだ。
 夢子ちゃんの頭近くで、神主さんが祝詞を唱えている。
 やがて夢子ちゃんの傍にもう一人神官らしき人が来て、他の子たちのところにも一人ずつ神官が来た。彼らは、みんなにお薬を飲ませてこう言った。

『これで、少しの間死ねなくなる。いきたまま繋がなければ意味がないのでな』

 なんのことか。そう思ってたら男たちはみんな同時に大きな肉切り包丁を振り上げたんだ。子供達が怖がって悲鳴を上げた。何をするの、やめて。そんな彼らに男達は容赦なく言うんだ。

『今から器に、全ての力を結集する。そのためには、器となる娘に全ての手足を一本ずつ繋げなければいけないのだ』

 刃物が、振り下ろされた。
 それで、あいつら、その……ああもう、クソだとしか言いようがねえ!泣き叫ぶ子供達の手足を切断していったんだ!
 夢子ちゃんの右手側にいた次女は右手を切り落とされ、左手側にいた次男は左手を切り落とされた。左足近くにいた次男は左足。右足近くの赤ちゃんは右足だ。
 でも夢子ちゃんはもっと悲惨だ。彼女は右腕、左足、右足、左足を全部根本から切り落とされていったんだから!

『ぎゃああああああああああああああああああああ!』
『いだあいいいいいいいいいいいいい!』
『うううううううううううう!』
『だずげでえええええええええええええええ!』
『やだあああああああああああああああああああ!』

 悲鳴が、五つ。特にあまりの苦痛に、夢子ちゃんは口から泡をふいてぶくぶくと全身を痙攣させてた。その状態でも、飲まされた薬のせいなのか死ねてなかったんだ。
 瀕死の夢子ちゃんに、兄弟の切り落とされた手足が接続された。夢子ちゃんになくなった右腕のところに、次女の右腕が糸で縫い合わされたんだ。他の手足も同様だ。
 死にかけてる夢子ちゃんは、台座から解放されると真っ黒な大きな箱に寝かされた。そして、その箱を閉じて、神主が宣言したんだ。

『これを、O家の清めの部屋に置き、封じます』

 ここで俺は飛び起きたんだけど……この夢の話をしたら、何故かばあちゃんが真っ青な顔になってたんだよな。で、急いでどこかに電話してた。
 やっぱり、あれは本当にあった夢なのかな。マジで怖ぇよ。